【現パロ金カム】紅影 (ページ7)

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第五話尾形百之助ページ7

なんとも目覚めの悪い朝。
悪い夢を見た気分だ。つまり、最悪だ。

気味悪い空間に、謎の3人。
そしてその中の1人は女のガキ。

あれは中学生位だろうか

今までの人生の中で夢なんて腐るほど見てきたが、今回のだけは違う。
不可思議な夢だとも言えるし、現実的な夢とも言える。

風、寒さ、四肢の動き、聴覚味覚等の感覚が夢の中でも確かにあったのだ。
アレは本当に夢と言えるのだろうか。

「くだらないな」

だが、そう考えるようにした。

さて、シュケジュールを整理しよう。
今は寝起きの状態だ。

仕事へ出かけるまでは、
顔を洗う等
歯磨き
服を着る
出勤
これをしなくてはならない。

弟の勇作からは朝ご飯を食えと五月蝿いが、睡眠の方が大切だ。時間は削られない。

準備は以外に早くに終わり、コンビニへ寄って野菜ジュースでも買って仕事へ行こう。
以外に充実している人生に、今の俺は満足していた。

_______________

仕事は事務仕事。
1日パソコンを見ない日はそうそうない。
お陰でタイピングだけが以上に早くなった

これはいい事なのやら悪い事なのやら...
そんな事を考えながら作業を進めてゆくと、上司から声をかけられた。

「尾形。なんか今日は顔色が悪いな」

「そうですか？何ともないんですがね」

そう言い、尾形は軽く上司をあしらった。
今日は顔色が悪くなる程昨夜に酒も飲んでいないし、体調が悪い訳でもない。

何が顔に表れているのだろうか...？

尾形はしばらく考えた。
まぁ、思い当たるのは1つしかない。
あの不気味な夢だ。

あまり気にしないようにしたつもりだったが、顔に現れてしまったのか。