買われた子 2

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龍




A｢それできたんだ笑｣




｢うん笑｣




ただいま事情聴取中




ネックレス眺めながら呟いてるってみんなが騒いでてなぜか俺が聞いてきてって




｢なんで俺なんですか？｣




北人｢龍が一番聞け出せるから｣




樹｢素直だから。｣




だそうです。まぁAちゃんとお話できるならいいや




｢眺めてなに呟いてるの？｣




A｢歌ってるの。大好きな歌。｣




｢なんの歌？｣




A｢花歌って歌。｣




よく歌ってくれた思い出の歌なんだって




A｢歌も大っ嫌いだったの。でも臣と会ってこれもらって久々に歌ったらやっぱすきなんだって。
それから毎日歌うようになったの見られてたんだ笑｣




｢樹さんがね。｣




A｢そうなんだ。｣




｢よかった。Aちゃんがおかしくなっちゃったってみんな騒いでたから笑｣




A｢いつでも正常だよ笑｣




｢今度その歌聴かせて？｣




A｢うん。今度ね。｣




リビングに戻りながら思う




なんだかんだ言ってAちゃんは三代目さんのこと大好きなんだって。




苦しかっただろうし痛かったと思うけどそれでも愛してくれた人達のことが大好きなんだって。




俺達もそんな存在になれるかな




三代目さん以上の存在になりたいな

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