買われた子 2

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岩田




臣｢…いた｣




｢臣さん…｣




臣｢あの場所集合。話あるって。｣




｢怒ってないんですか？俺、裏切ってたんですよ｣




臣｢怒ってるよ。でもあいつ次第かな…笑｣




笑うその顔は優しかった




作ってなくて臣さんのほんとの笑顔だった




Aに向けるあの笑顔だった




集合をかけたのはAだろう




裏口に行ったらランペと玲於しかいなかった




聞いたら走って行ったって




臣さんのとこだってすぐ気づいて戻ってたら出くわした




臣｢なぁ｣




｢なんですか｣




臣｢もしAがここに残るって言ったらどうする？｣




｢俺は反対します。｣




臣｢そっか。｣




そのあとはずっと沈黙




言いたいことはたくさんあるだろうけど責めないとこはやっぱ臣さんだなと思う




でもいまはその優しさがすごく痛い




臣｢遅くなりました〜｣




直己｢臣、もう大丈夫なの？｣




臣｢はい笑 暴れてすいません｣




NAOTO｢ぜんぜん笑 岩ちゃんも大丈夫だった？｣




｢あ、はい。｣




健二郎｢みんな揃ったで！｣




A｢呼び出してごめんね。｣




その顔は決めたんだね




俺はどんな選択をしてもAを守るから

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