其ノ捌 ページ8
白虎の異能である中島の【月下獣】
黒衣の異能である芥川の【羅生門】
二つの異なる異能は今まさにぶつかり合おうとしていた。大きな白虎と化した中島と外套を大きな手のような形に変えそれに対抗せんと口角を上げる芥川。しかし、そのぶつかり合いは決着が着くことは無かった。
太「はぁーい。そこまでー。」
2人の獣の戦いに割って入ったのは包帯の男。太宰治である。
樋「貴方探偵社の…！何故ここに！」
太「美人さんの行動が気になっちゃう質でね。こっそり聞かせてもらってた。」
樋「な……真逆！盗聴器…！？」
その言葉に驚いた樋口がスーツのポケットを探ると中から小さな盗聴器が出てくる。樋口の行動は全てを太宰に読まれ、そして筒抜けだったのだ。
樋「最初から全て読まれていたということですね…」
悔しげに太宰を見る樋口を横目に太宰は地面で伸びている中島たちに声をかける。
太「そゆこと。敦くん起きたまえ、私3人もおぶっていくの嫌だよ。」
樋「ま……、待ちなさい！生きて返す訳には…！」
再び銃を構えようとする樋口を片手で制す芥川。
芥「やめろ樋口。お前では勝てぬ。」
樋「芥川先輩…！でも！」
貴「左様だよ。芥川君。」
袋小路な道にいたはずの芥川達の【後ろから】現れたのはA。その顔はやはりいつもの通り端正なほほ笑みを浮かべていて一見すればただ、柔らかく微笑んでいるだけのように見えるであろうそれは、昔、彼女達から地獄のような訓練を受けていた芥川には異なって見えた。
【怒っている】
貴「芥川君。どういうことだろうか。」
芥「どういうこと、とは？」
貴「何故、治が傷つくような作戦を考えたんだ？」
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は る 。(プロフ) - 設定も関係性もめちゃ好きです！！更新心待ちにしております(T_T) (2022年9月20日 4時) (
レス) @page4 id: 991565de73 (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾞｾﾞﾙ(プロフ) - 七巳流さん» 教えて頂き誠にありがとうございます！ (2022年9月15日 18時) (レス) id: 8a29f06bea (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - オリフラたってます。設定だけでも面白いですね！！ (2022年9月15日 18時) (レス) @page1 id: 3df5dd07dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｼﾞｾﾞﾙ | 作成日時：2022年9月15日 18時
