異世界からの来訪者 その2 ページ21
フェンリル。数あるガイストの中でもとりわけ種類の多いガイストだ。その中でシトリンが戦うアルファ・フェンリルは炎属性のフレイム・フェンリルがα変異を起こして氷属性となったガイストである。
「(ま、苦手属性じゃないだけマシよね)」
フェンリルの爪がシトリンの頭部を狙って迫る。シトリンらそれをヒラリと躱し、フェンリルの隙だらけの体に渾身の一撃をぶつけた。
「GYA…!!GEEEEEYAAAA!!」
「うっ…やっぱりそんな効いてないわね。すっごい損してる」
これは余談だが、ゲーム版ガイストクラッシャーでガイストをクラッシュする時に初心者が気にするポイントは
1 レベル差
2 属性
3 コンボが繋げやすい技に設定
この三つである。脳筋プレイをするには得意属性でないと余程レベル差が開いていないと一気にクラッシュできなくなる。そしてフェンリルはシトリンの一撃は効いていたが、まだまだピンピンしている。フェンリルの方がレベルが上なのは確定的に明らかだ。
「GEEEEEYAAAA!!」
「きゃあああああ!」
『シトリン!』
ガイストの攻撃を全て躱せる程シトリンは成長していない。フェンリルのタックルでシトリンは近くの木々を巻き添えにしながら吹っ飛ばされた。
「ぁっ…。こ、こいつ強い…!」
「GEEEEEYAAAA!!」
「(まさかこんな所で…誰か助けて……!!)」
フェンリルの凶爪が振り上げられる。多分この一撃でシトリンを仕留めるのだろう。
もう、駄目だ…。そうシトリンが思った瞬間、ガイフォンから一層大音量の警報が鳴り響いた。
「(冥土の土産に…見ときましょうか…っ!?なにこれ…!?)」
ガイフォンのレーダーから察するに、上空から高速で100万GVの何かが落ちてきている。
「ーーーえぇぃっ!」
「GYA…GEEEEEYAAAAAAAAA!!」
シトリンの目の前にいたフェンリルは上から来た誰か一撃でクラッシュされた。ガイメタル状に戻ったフェンリルを掴んだのは…。
「(女の子…私と同じ、ガイストクラッシャー…)」
「クラッシュ完了したわよ。貴女、怪我は大丈夫?」
朦朧とする意識の中、シトリンが最後に見たのは可愛らしいドレスを身に纏った金髪の女の子が自分に手を差し伸べる姿だったーーー。
次回!やっぱり勝てなかったシトリン。そしていきなり現れた謎の女の子の正体とはー?というかシトリンは生きてるのか?死ぬな!シトリン!
続く
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小動物 - コメント失礼します。4年間もすごいです。私、ガイストクラッシャー今でも好きです!皆さん更新頑張ってください! (2018年11月5日 1時) (レス) id: 4dcfc1ef4e (このIDを非表示/違反報告)
神威(プロフ) - YOSHINOさん» まじですかww了解です、お教え頂きありがとうございます! (2016年9月29日 13時) (レス) id: f080a39440 (このIDを非表示/違反報告)
YOSHINO(プロフ) - パスはURLの最後の奴ですよ!てか変更しました (2016年9月29日 13時) (レス) id: ff61ac8251 (このIDを非表示/違反報告)
シャウロン(プロフ) - 神威さん» わかりました!ありがとうございます〜『シャウロン』と名前のつく奴がフォローしたら、私です!!さっそくフォローしますね (2016年9月27日 23時) (レス) id: fe40e088dc (このIDを非表示/違反報告)
神威(プロフ) - シャウロンさん» 勿論です!というか是非!@cmiki0929で検索して頂ければ出るかと (2016年9月27日 22時) (レス) id: f080a39440 (このIDを非表示/違反報告)
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