学校行きたくない (ページ47)

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教室に戻ると、先生はまだ来ていないようだった。

よかった。来てたらちょっとヤバいことになってたし。

私は椅子に座る。

さてと、授業の準備しないとなぁ。

私は机の中から国語の用具を取りだして……＿＿。

(………っ!?)

何、これ。何これ何これ何これッ!?

私は目を見開いた。
目玉が本当に飛び出すんじゃんないかってくらい見開いた。

私はノアの席を見た。
ノアはいない。帰ってきたかどうかは分からないが、今はいない。
念のため、ノアのロッカーを見る。

カバンがない!?

ということは、ノアはこの学校にはもういないってこと!?
じゃあ、ノアは「これ」には関係ないのか。

だとしたら誰!?
誰なのッ!?どうして私ばっかりッ!?

私は教室の中を見回した。

今笑ってるやつは誰？
私を見て笑ってるやつが、犯人よ!!

……でも。
誰も笑ってなかった。
こっちを見てる人すらいない。
誰も私を見ていない。みんな私を認識していないんじゃないか、と変なことを思ってしまうほど、みんな私を見ていない。

……いや、もしかしたら、私を見ないようにしてるんじゃ……？

いやいや。それはさすがにないでしょ。

私は机の中をもう一度だけ見た。

中には、見覚えのない白い紙が入っている。
そして、その白い紙には文章が書いてある。多分、ボールペンで書いたんだと思う。

そして、その文章の内容は、病んでるとしか思えないものだった。

＜仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ仲良くしようよ＞

「仲良くしようよ」の羅列。最後の方に行くにつれ、どんどん字が汚くなっていく。
怖くて怖くて堪らない。
あまり寒くもないのに、鳥肌がたっている。
そういえば、ユイの話を瑠璃ちゃんたちに話してもらってる時も、空気が冷たくなったような気がして身震いしたっけ。

(……関係、ないよね？)

私はその紙をじっと見つめながらそう思った。