【ツイステ】ぶりっ子悪女がやって来て最近寝不足だよマミー（♂）

その日学園は二度揺れた ページ42

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ドダダダダと凄まじい足音がしたと思ったら、ばん！とど派手な音を立て保健室の扉が開かれた。ばきっと音が聞こえたが学園長が何とかしてくれるのでノープロブレムです。
扉を壊しながら開いたのはぜーぜーと激しい息切れを起こすアルカであった。運動着を着ているところをみるどグラウンドからここまで走ってきたのだろう。授業が終わってまだ1分しか経ってないからどんな速さで走ったのかアルカの状態を見れば分かる。今ならあの黄色の蛸ちゃんと張り合えそう。

息切れをなんとか止めて、勢いよく顔をあげる。


「Aは、Aは無事なのか！？」

「ああ、怪我はない。ただ…。」


そう。先程実験授業にてA達が作っていた魔法薬が爆発し、液体を入れたAがもろに爆発を受けたのだ。それを聞いた飛行術授業中だったアルカはぶっ倒れそうになったが何とか持ち堪え授業が終わった瞬間マッハ20ぐらいのスピードでAが運ばれた保健室に来たのである。
保健室にいたのはクルーウェル先生であった。怪我はない、という言葉にアルカは安心したが次の言葉を言い淀むクルーウェル先生に顔を青くする。アルカにとってAとは大切な幼なじみで妹のような存在であった。そんなAに何か困ることが起こったのかー…。クルーウェル先生は言いにくそうにしたが、口を開いた。



「ー…幼児となった。」

「…………は、はぁぁあぁああ！？」



ぽく、ぽく、ちーん。
3秒掛けてクルーウェル先生の言葉を理解したアルカは学園中に響き渡る声で叫んだ。

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