スキル幸運EXの糸師家長女

潔君 ページ28

ゲーセンのゲームで幸運で最高記録を叩き出して景品を確保しているとまさかの頭に双葉が生えてるようなヘアーをした潔君と再会した

「あ！あの時、かっこよくバイクで助けてくれてた糸師さん!!」

どうやら強烈に覚えられていたようだ。最近は幸宮君以外の友達からはラッキーちゃんしか呼ばれなくなったから名前で呼ばれたのが新鮮だ

「久しぶり。潔君」

「糸師さんてびっくりしたよ。まさか、あの有名な勝利のめが『ちょっと場所変えようか』あ、うん」

聞きたくない異名がここでも発言されようとしたので場所を変えて話し合うことにした

「潔君。ごめん。僕はあまりその噂とあだ名が好きじゃない」

「ああ、やっぱり？さっきの反応でなんとなく理解したよ」

わかってくれた。やっぱり彼はまともよりだった

「今日はバイクじゃないんだね」

「知り合いが(この間のお礼でただで)車のせてくれた」

「そうなんだ。あ、そういえば、苗字が同じで気になってたけど糸師冴と関係ある？」

この恒例になった質問がやっぱり来た。もう慣れたけど

「兄妹」

「ええ⁉まじで？まぁ、確かに同じ下まつ毛と目だね」

兄弟揃って睫毛バサバサだから多分、遺伝なんだと思う。性格は似なかったけど

「まぁ、糸師冴選手に妹がいるとは知ってたけどまさか、糸師冴選手がいってたＷ杯の優勝カップは才能あふれる優秀な宇宙一かわいい妹にあげたいってインタビューしていたのが糸師さんを見て納得したかな」

聞いてねえ。そんなインタビューを知らない。なんで公共の場でとんでもない発言してるんだ。あのシスコン兄。完全に巻き込まれ事故なんだけど。しばらく着信拒否してやろうかしら

兄への印象→←テスト

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