苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない８

学校 ページ49

高校の私は千冬と同じクラスだった

「千冬ーーー!!シエルちゃん!!」

「おう、たけみっちか」

「……」

「千冬ぅう、オレ、未来のマイキー君と握手したんだ」

「え？オマエまさか、未来のタケミっちか！！？」

「私も巻き込まれた」

「え、どういうことだ？まさか未来から？」

「あの時、多分、巻き込んじゃったか……」

「そしたらっ巻き込んで戻って来ちゃった」

「え？なんで！？」

「わかんねぇ。でも、あの人が「助けて」って言ってるんだ」

「そっか、やっぱり今は12年前じゃないんだな。今度はあれから2年後、10年前にタイムリープか」

「マイキー君がトリガーって事は、もう未来にはそう簡単に戻れないな。でもまさかシエルちゃんもタイムスリープしてるとは……」

「私、たけみっちがいないと帰れない。たけみっちの能力だから」

「……タイムスリープに巻き込まれってあったんだな」

それな？

「マイキー君てどこにいるの?」

「新しい不良チーム作った。関東卍かい」

「入ってるの?」

「入ってない……あいつが18歳の頃は家にあんまり帰ってこなかった…」

精神年齢は私が年上である

ちなみに家の立場は私が上なのでマイキーは勝てない

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