生と死の狭間 ページ20
「俺はシエルと残る、みんな行ってくれ。俺の起こしたことだ自分でケジメをつけたい」
「一虎くん…」
「…わかった」
「…東卍もここで解散だッ!」
「うっす!」
「マイキー...許してくれなんて言えねぇ、真一郎くんのことも場地のことも、シエルのことも、一生背負って生きていく」
「……」
______
私は気がついたらどこかにいた
「真兄?真兄ー!!」
「助けてやったのにまた死にかけてんのかよ。シエル」
「ごめん。かばっちゃって」
「安心しろ。俺が助けてやるから。圭介もお前もな!……圭介に関しては目覚めるの時間がかかるけどいいよな?」
「待てる」
「本人の力だとどうしても時間かかるんだよ。こればかりは仕方がねえ
……今回はよく頑張ったな。シエル。マイキー達を助けてくれて!
大怪我したことに関しては褒められねえけどな?
よく止めてくれた。がんばったな!」
いつもと同じく頭を撫でてもらう
ここはどこかわかんないけどずっといたい
「……これが現実だったらよかった。そしたらマイキーたちも悲しまないのに」
「俺もそう思うよ。でもな?ここは生身の人間が来れるとこじゃねえ
生と死の狭間をさまよってるときしかいけねえ場所だからな
そう何回もきたらだめなとこだ」
「私、エマのところに帰れる?」
「ああ、絶対に帰れる。圭介も時間はかかるが遅れて目を冷ます
……マイキー達を頼む。シエル」
「うん!!」
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作者名:不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月15日 17時