苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない2 (ページ9)

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説教ページ9

圭介が見てない間にやらかしやがった

お腹が空いて車に火をつけやがった

その場に少し遅れていった私は車に瞬時に水をかけてあまりの怒りで圭介の顔面目掛けてドロップキックをくらました

周りに見たメンバーは消火しててそれを止めるところじゃなかった

「圭介」

「お腹が空いてたから……その……」

目の前で正座させた

「は？」

「いや反省してる。悪いことだって」

「ぱーちんみたいな馬鹿だろうと一虎みたいな論理感欠如でもそんなこと1回もやってないよね？」

「一虎とぱーちんに関しては巻き込まれ事故だな」

「でも事実だな」

「論理感欠如ってなんだ？」

「俺、馬鹿だからわかんねーけど多分、悪口だろ」

外野は完全に無視した

「そんなくだらない理由で廃車とはいえ車に火をつけたら危ないでしょ？そんなの幼稚園でもわかるよね？」

「はい」

「今回はけが人がいなくてよかったけどもし、無関係の人を巻き込んだら危ないでしょう？
二度とこんな危ないことしないで。そんなことしたら縁切るからね」

「ごめん。シエル」

「みんなにも謝って」

「うん」

「すげえな。シエルは場地をちゃんと反省させるんだもん」

「圭介にはちゃんとしてほしいから」

「そっか」

「シエル、お前のドロップキック凄かったぞ」

それは忘れてもらいませんかね？