苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない2 (ページ48)

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実家ページ48

「……いつも息子がお世話になってます。君が圭介の恋人の佐野シエルさんだね？」

「け圭介のお父さん……」

偶々圭介のお父さんと初対面でお茶することになった

いやきまづいわ

「息子と妻から話は聞いてるよ。よくうちの馬鹿息子に勉強を教えてくれるし、喧嘩を止めたりと面倒をみてくれてると２人から聞いてるよ」

「ハイ」

「実はちょっと息子のことで話があってね……」

問題とはどれのことだろうか。沢山思い浮かぶことがありすぎてわからない

「息子はかなりの問題児で最近、中学をさぼるわ、テストは赤点の連続で内申点と学業がやばくてね。所ちゅう呼びだれてね。学校始まってからの１番の問題児といわれてしまってね」

予想してたけどかなり酷いな

「家内には黙ってるのだがこのままだと留年確定といわれてね」

「え、中学って義務教育なのに留年することあるんですか？」

「学校初めてだといわれた」

頭痛がしてきた

あいつ、夏の時点で留年確定て大丈夫か

「このままだと来年、入学する君に大変迷惑をかけると思うがこれはもう免れないことだからどうしようもないがどうか見捨てないでほしい」

恋人の父親に頭下げられた

「こ、こちらこそ絶対に支えていきます。安心してください」

「君のような子が圭介のお嫁さんになってくれるとは父親として嬉しいよ」

圭介、お前、お父さんになにをいった？

「今日は良かったらうちにきてくれるかい？家内が家に遊びにきてほしいといっててね」

「よ、喜んでいきます」

結局、圭介の家は大歓迎で迎えられて夕飯を戴く羽目になった

圭介の黒歴史を長々ときかされたが中々面白かった