31酔いの代償 ページ34
―ロー視点―
『ローしゃん//まだ飲むんですぅ？』
俺の圧勝だ
呂律の覚束ないAを見ながら
再び自分のグラスに酒を注ぐ。
カランッ…
注ぎ終えて、酒を一気に口へ運ぶと
目の前で机にうつ伏せるAが居た。
『っん……うぅー』
無防備にも程がある。
襲われて文句言える玉じゃねぇ……
パシッ！とAの肩を叩くも
起きる気配はない
まぁ、飲ませた俺も悪いが
さすがに放置する程薄情じゃねぇ……
ベッドへAを運ぶため
仕方なく立ち上がると
ふらっと足がよろけた。
俺も大分飲んでるみたいだな……
少し自分で笑えてきた。
こんなに飲んだのは
Aが人間だと発覚した
あの宴ぶりだ。
もう飲みすぎて失敗しねぇって
コイツ言ってたのにな…
なんて様だよ
机で能天気に寝てる様を見ていると
ククッと笑いが込み上げる。
グッとAを横に抱き上げ
ベッドへと運ぶ。
本当に飲みすぎたのか
多少ふらついてるのか自分でも分かった。
やべぇな……
俺も相当きてやがる。
人のこと言えねぇな……
急に腕の中のAが動き出す。
『…ん、ロー………さ』
足元を気にしながらも
ベッドへと向かっていたが
不意なAの寝言と抱きついてきた事態に
俺はバランスを崩した。
ﾛｰ「ちょっ……おいっ……//」
バフンッ！？
Aを姫抱きしたまま
何とか辿り着き
背中からベットへとダイブした。
さすがに飲みあかした後に
体の上に人は重てぇ……
俺の隣りへと
ドサッとAを下ろす。
さっきのふらつきで
より一層酔いが回った気がした。
ﾛｰ「……ﾌｯ」
暫く揺れる頭を鎮める為に
ベットへと横たわる。
すると
『んんーっ…』
体の伸びも含めてなのか
再びAは動き出し
俺の首へと腕を絡め始めた。
「っ！？//」
慌てて腕をほどこうとするも
更にAは身体をすり寄せてくる。
始めこそ何とか振り払おうしていた
俺だが、酔いも回っていたことと
Aの身体の温かさに
ついに俺は意識を手放した。
くそ、あったけぇ………Zzz……
→
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ファニー☆(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます(*´▽｀*)嬉しいです！励みになります♪私の願望で描いております(笑) (2020年4月19日 6時) (
レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
ちい - めっちゃ好きな感じの話です！ 私もロー大好きなので美味しいです(笑)続き楽しみにしてます！ (2020年4月19日 2時) (レス) id: 51140f54c4 (このIDを非表示/違反報告)
ファニー☆(プロフ) - 星猫さん» ONE PIECE、大罪、おそ松くん、地獄楽やら いろいろありますよ！ (2020年3月29日 9時) (レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年3月29日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファニー☆ | 作成日時：2020年2月19日 12時
