第30話 ページ31
。
「という事でバーで働いてくるねーーー!!」
全員に「は???」という顔をされる
え。めっちゃ真顔になるじゃん??
「ちょっと待て音彩」
とヤソップさんにストップをかけられる
そして
「なぜ突然働く?」
「えっあー……将来の為に経験を積むのもありかなぁなんて?」
めっちゃ疑いの目を向けてくるヤソップさん。否全員
うわーーーーん!!!そんな怖い顔で見てこないで!!怖いのよ!!!
「いやあの、ほら、私の世界だとこういう経験しとくと割と特なんだ!だから、折角の機会だし良いかな〜〜…って……」
チラリとシャンクスの顔を見れば彼もまた真顔で少し不満そうな顔をしていた
なーーーんでそんな顔するのーーーー!!!
確かに体調崩すわ危なっかしいわで不安は掛けたから申し訳ないことをしたと思ってるよ??
でもだからこそ恩返ししたいなって思ったし…これは内緒だし言えないけどさ…
「だめ…かな……」
思わずしょぼんと肩を落とす。いや本当にもしこれでだめって言われたらバーの店長さんにも申し訳ない
だがそんな音彩のしょげた姿はやはり各々方に刺さる様で
音彩は気づいていないが、全員『うっ』という顔をしていた
「わかった」
そこに黙りを続けていたシャンクスが口を開く
「お前がそこまで言うのなら、やってみるといい」
「本当!?」
「だがその代わり、終わり次第俺たちの誰かが迎えに行く。それは構わないな?」
「うん!それでも良いよ!!」
そう言うとシャンクスの表情はいつも通りに戻り
「なら構わん。頑張ってこい、音彩」
「!…うん!!」
笑いながら許してくれた
周りのみんなも「まぁ、いいだろう」と許してくれた
良かった…!!
本当にありがとう!!みんな……!!
一先ず安心して安堵の息を吐く
(頑張るからね!みんな…!)
ぐっと小さくガッツし、決心をした
そしてそこから
「それじゃあ明日から音彩が働く、という事で祝い酒だ〜!!」
「んんん????」
いや飲むんかい!!!!
というツッコミをしそうになったが既で収めた
この人達こういう人だったわ、と
「よっし飲むかーー!!!」
「音彩!飲むぞーー!!」
「明日から頑張れよ音彩〜!!」
いや。だから
「私未成年だっつーーーのぉ!!!!」
大きい声で言えばワァッと笑いが起きる
(ああ。楽しいなぁ)
分かっててそんな事を言うみんなも、分かった上でふざけ合うのも
(私、この船に乗って本当に良かった)
みんな、大好きだよ…!!
ありがとう…!!
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 392人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
