【呪術廻戦/逆ハー】フェロモンが暴発した件について。 (ページ46)

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番外編② ページ46

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○Request 。▷ 夢主に絡みすぎて嫌がられる
○Character ▷ 五条悟
○Requestor ▷ りー様

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なんか今日は五条先生からの絡みが多い。

いつものことなんだけど今日はいつも以上にしつこいというか面倒というか。飼い主を取られたくない犬みたいになってる。

「五条先生しつこい。」
「ちょっとくらい傍にいても良いじゃん～！」
「ちょっと……？」

私に話しかけようとした虎杖くんを威圧したり、五条先生に用事があった伊地知さんに悪態ついたりするのがちょっとで済むわけがない。

いや、伊地知さんに対してはいつも通りかも。

それにしても何でこんなにべたべたしてくるんだろう。疲れでも溜まってるのかな。

「A、次の任務なんだけど。」
「ちょっと！今Aは僕の物なんだから話しかけないでよ。」
「の、野薔薇ちゃんにまで文句言わないでくださいよ！」

男の子限定で独占欲丸出しにしてると思ってたら野薔薇ちゃんにまで……！

朝からべたべたされてて他の人ともちゃんと話ができないし、五条先生がずっとくっついてるせいで訓練もできないし。

深い溜息が口から漏れてつい口から本音が漏れた。

「こんな五条先生嫌いなんだけど……」

シン、と空気が静まり返るのを感じて私を後ろから抱き締めていた五条先生の方を恐る恐る見る。と、そこには今まで見たことがない雰囲気をまとった五条先生がいた。

巻き込まれないようにその場から立ち去った野薔薇ちゃんのせいで私と五条先生の2人きりになる。

目隠しのせいでちゃんとした表情は読み取れないけど圧が凄い。

ただ"嫌い"って言っただけなのに凄い事態になってしまった。

どうにかして逃げようと考えているとガッと頬を掴まれて顔を近づけられる。

「誰の事が嫌いって？」
「や、それは……その……」
「ん？」
「五条先生がしつこいせいと言うか……」

「普段は別に好きなんですけど……」と付け加えるように言うと頬を掴んでいた手の力が緩まるのを感じた。

そして五条先生の表情が一気に明るくなっていく。

「そっかそっか、僕のこと好きなんだね！」
「先生としてですよ。」
「その内恋愛感情って気付くよ！もっと一緒にいなきゃ！」

あれ、私これ余計なこと言っちゃった？

「嫌い」って言っても「好き」って言っても五条先生がしつこいことに変わりないみたいだ。