Freiheit IV (ページ1)

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Rc17:白む世界に一花の祝福と愛情をページ1

(Misatorikka 様リク)

ぼくの｢へや｣には、いつもぼく｢ひとり｣です。
｢とうさま｣も｢かあさま｣も、さんにんの｢にいさま｣も、ぼくとあそんでくれません。
たまに、｢ねえさま｣があそびにきてくれますが、｢おてつだいさん｣にみつかってすぐかえっていってしまいます。
だから、ぼくは、いつも｢さみしい｣です。

おへやのことは、ぜんぶ｢おてつだいさん｣がしてくれます。
おべんきょうも、｢おてつだいさん｣がおしえてくれます。
でも、｢おてつだいさん｣はなんだか｢ろぼっと｣みたいで、ぼくはにがてです。
ぼくが｢かぜ｣をひいたときも、たべやすい｢ごはん｣と｢おくすり｣をくれただけで、あったかいはずの｢ごはん｣なのにとてもつめたかったです。

｢まどのそと｣をみたら、いちばんうえの｢にいさま｣とにばんめの｢にいさま｣が｢とうさま｣と｢かあさま｣とあそんでいました。
さんばんめの｢にいさま｣は｢かあさま｣のおひざのうえで、きもちよさそうにねむっていました。

…ぼくも、｢とうさま｣と｢かあさま｣にぎゅってしてもらいたいなぁ。
でも、それはだめだっていわれました。
いちばんしたのぼくは、ぎゅってしちゃだめだって、｢おてつだいさん｣がいっていたからです。

でも、ぼくはとても｢さみしい｣です。
｢ねえ、ラウちゃん。お庭にいかない？｣
｢…いく！｣
だからぼくは｢ねえさま｣がたまにつれていってくれる、おにわの｢おはなばたけ｣がだいすきです。
｢しろいおはな｣がいっぱいあって、とてもきれいで、なによりそこに｢ねえさま｣といっしょにいくのが、とてもたのしいからです。

…それなのに。
いつからか、｢ねえさま｣も、いっしょにあそんでくれなくなりました。
｢ひとりぼっち｣じゃ、｢おはなばたけ｣もたのしくないです。
…また、さみしいです。