* ページ17
深澤「本当にいいの?」
宮舘「うん」
深澤「本当に?」
宮舘「いいよ」
深澤「本当の本当に?」
宮舘「だからいいってば」
帰還して早々、宮舘は心配していたという深澤の言葉を遮ってまで「俺の掌を刺してくれ」と頼んだ。
何かあったらすぐに対処出来るように、と医務室で、安静中の岩本と阿部が見守る中、深澤はナイフで宮舘の手の甲を刺した。
阿部「うわ」
宮舘「…」
深澤「……マジで?」
宮舘「…やっぱり、痛まない」
手の甲を刺す、なんて普通じゃ激痛の走る怪我だ。
しかし宮舘は顔色1つ変えず、流れ出る血を見ている。
岩本「何された、拉致先で」
宮舘「白衣の男に変な機械と薬品を挿された」
岩本「白衣?…あいつか?」
宮舘「呪い持ちだって俺の事を言ってた」
岩本「俺の時は、まさか分散しているとはね!って言ってたな」
深澤「この「呪い」について、何か探ってるって事…?」
宮舘は速攻深澤に治療されながら、ふむ、と考え込む。
渡辺「涼太いる!?…怪我?」
宮舘「ふっかに刺してもらった、確認の為に」
渡辺「何してんの!?自分の身体大事にして!ただでさえ拉致られてたのに!」
深澤「翔太、お前が舘さん助けた時、何か変わったところあった?」
渡辺「え?…いや、特に。てか俺もあの時は助けるのに必死だったし…」
岩本「…どうする」
深澤「舘様は暫く戦場に出るの禁止、痛み感じないんだったら危険でしょ」
渡辺「今回は俺が気付いたからよかったけど、多分気付かなかったらそのまま撃ち続けて悪化してたかもね」
宮舘「…あの白衣」
渡辺「え?」
宮舘「あの白衣に、気を付けた方がいい」
岩本「多分俺と舘さんが会った奴は一緒だろ。…何者なんだろな」
阿部「…ねえ」
それまでずっと黙っていた阿部が、口を開く。
阿部「ラウールを洗脳して、後俺に何か挿した奴も、2人の言う「白衣」と同一人物かもしれない」
そして阿部は「自分が覚えている範囲」のラウールの様子を語りだした。
宮舘が攫われたという知らせを受けてからおおよそ1時間後の事である。
1023人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凌央(プロフ) - 湊都さん» とんでもないです!楽しみにしていますね! (2020年2月21日 16時) (レス) id: 0708d16a2f (このIDを非表示/違反報告)
湊都(プロフ) - 凌央さん» 誠に申し訳ございません…。31個目なのでリクエストお受けする事が出来ないです。けど、リクエスト内容と淩央様のお気持ちを加味して、他の方のリクエストの時に少し挟めるよう尽力致します。このような形で申し訳ございません。 (2020年2月20日 22時) (レス) id: 9124562c1c (このIDを非表示/違反報告)
凌央(プロフ) - はじめまして。更新お疲れ様です。初リクエストで緊張しています。可能でしたら、それぞれの入団試験話を読みたいです。是非よろしくお願いします。 (2020年2月20日 22時) (レス) id: 0708d16a2f (このIDを非表示/違反報告)
ささ(プロフ) - はじめまして。いつも更新を楽しみにしています。リクエスト可能でしたら、S隊みんなで野外訓練しつつキャンプを楽しむような話が読んでみたいです。よろしくお願い致します。 (2020年2月20日 21時) (レス) id: da0f7ba994 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 文字数関係で連投になってしまい申し訳ありません。無理でしたらもちろんスルーして構いません。お忙しいと思いますがよろしくお願い致します。 (2020年2月20日 17時) (レス) id: 4ea8c2cdf9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:湊都 | 作成日時:2020年2月13日 9時