３杯目 ページ3
.
そして、いよいよ放課後。
美桜に連れられて、いかにも男女が集まって食事しそうなお店へと足を踏み入れた。
『ねぇ、やっぱり私..！』
美「Aは可愛いんだから、もっと自分に自信持ちなって！」
『そういうことじゃなくって..！』
美「いいから！みんなもう来てるっていってたよ！」
合コン仕様の美桜に半ば強引、手を引かれたまま8人がけのテーブルに通された。
そこには、顔の整ったイケメン3人と、雰囲気の違うものの可愛い女の子2人がすでに座っていた。
美「すいません遅れちゃって〜〜！」
「俺らも今来たところだから大丈夫！」
「それに1人、まだこっちも来れてねぇから！」
そう言われて部屋に目を移すとたしかにまだ１つ椅子が空いている。
どんな人が来るんだろう？と若干の期待が高まる。
「とにかく座って！って、やっと来た！
..北斗おせぇよ！」
北「おせぇって、俺は別に「あぁっ！なっ！来てくれてありがとう！な！」...おう」
"北斗"
そう呼ばれて部屋にやって来たのは、驚く人物だった。
北「『あ...』」
私と、彼の声が重なる。
そう。
私の目の前に現れたのは、抹茶フラペチーノの彼だった。
「え、何？2人知り合いなの？」
北「いや、知り合いってほどじゃ..」
「そーなの？
まぁいいじゃん！とりあえず自己紹介しよう！」
数人立ちっぱなしというかよくわからない状況も赤髪の男の人の声かけで、みんなが席に着いた。
.
数十分後。
1人ずつ自己紹介して来たことで、やっと名前と顔が一致してきた。
赤髪の男の人が樹くんで、その隣で楽しそうに笑ってる2人は、慎太郎くんとジェシーくん。
そして、私の目の前に座っているのが抹茶フラペチーノの彼。
そんな中でも、じゃんけんでラストを勝ち取った彼の自己紹介だけはいまだに残っていた。
樹「んじゃ、最後北斗な。」
しばらくして、ようやく彼の順番が回って来た。
北「松村北斗です。 俺もA？ちゃんと同じでこういう場は初めてです。
なぜなら。
こいつらに無理やり連れて来られたから(笑)」
樹「あーー！お前それは、言わない約束だろ！笑」
北「はいはい笑
んー、お酒は好き..かな。
あとは抹茶が好き。」
彼の口から、
"抹茶"という言葉に思わず笑みがこぼれた。
そんな私に気づいた彼も、同じように笑みをこぼした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 568人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミナ(プロフ) - 和香(わか)さん» ありがとうございます！抹茶似合いますよね？後は本当にずっと同じものしか頼まなそう..笑 続編の声いただけるだけでやる気が出てきます！お時間いただくとは思いますがしばしお待ちください〜〜！ (2018年9月30日 0時) (
レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
和香(わか)(プロフ) - 凄く面白かったです！ 北斗君と抹茶とカフェって凄く合うんですね｡ 何かイメージ出来ました笑 良ければ続編みたいです！楽しみにしてます！ (2018年9月29日 21時) (レス) id: d00ba15efc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミナ
| 作成日時：2018年9月25日 22時
