【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART9 (ページ35)

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story417 時計じかけの摩天楼26 ページ35

Aside

私は深呼吸をした後、犯人からのヒントを頼りに木の下やベンチの下を探し回る
爆弾はそのまま置いてあるとは限らないから目立たせない様に物を使ってカモフラージュにする事が多いって萩原さんと松田さんが言ってたわね...
つまり不自然な場所に置いてあるキャリーケースやアタッシュケース、トランク、百貨店などの紙袋ある場合はその中に爆弾が入っている可能性が高い事を考えた時、いつの間にか新一君がいなくなっていた
......あら？新一君はいったい何処に行ってしまったのかしら？

『...！(あそこは確か、新一君が探していた場所よね...一応、確認だけしましょ！)』

新一君が探していた場所を確認しようとした時、おばあさんがベンチの下でペット用のキャリーケースを見つけて拾ったみたいだ
どうしてあんな所にペット用のキャリーケースを置いてあるのかしら...？
あんな所に置いてあるなんて不自然だわ...
ちょっ、ちょっと待って...誰かに持っていかれる...？
木の下...木の根っこ...根っこ...？
そうか！あれは猫の事だったのね！

私は大急ぎで駐車場に止めたハーレーの場所まで戻ると同時に駐車料金を払い、エンジンをかけた後に跨がり、おばあさんがタクシーに乗ったのを確認した
新一君...貴方は今、何処にいるのよ!?
私が新一君を探しているとスケボーの音が聞こえた為、先にタクシーへ向かったのだと分かった
腕時計を見ると残りの時間はあと1時5分前だった為、急いでハーレーを走らせる
まずいわね...早くおばあさんからキャリーケースを取り戻さなきゃ！

『...！先に行って！』

新一君と無事に合流した後、信号が赤になってしまっている為、私は先に行く様に伝えると新一君は無言で頷いた後、急いで向かう
時間は...1時4分前！急がなくちゃ...！
信号が青になった為、新一君の元へ走らせるとタクシーは先に渋滞に引っかかった為、今なら間に合いそうだと思い、ハーレーを走らせていた時、新一君のスケボーの動きがだんだん遅くなっている事に気づき、彼の所まで止まった

『大丈夫!?』

「Aさん、乗せて下さい！」

私が声をかけると新一君が乗せて欲しいと言ってきた為、私は無言で頷いた後に予備のヘルメットを渡すと同時に新一君はスケボーを片手で持ちながらハーレーの後ろに乗り込んだ隙にタクシーは再び動いた
まずいわね...何処か近道はないのかしら？

『残りの時間は!?』

「1時3分前です！(そう言えば...確か、この道路、左へ大きくカーブしてたな)」