検索窓
今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:104,979 hit

story338 ウェディングイブ34 ページ48

Aside

「な、何言ってんですか?さっきも言いましたが血縁者でない限り、遺伝子情報(ゲノム)のほぼ一致はまずあり得ません!現在、同じ型のDNAの別人が現れる確率は4兆7000億人に一人とされてますし、第一、女性には男性だけが持っているY染色体がないからすぐに分かりますよ!」

「問題のその皮膚が雨や泥で汚染され、性別の部分が不明だからほぼって言ってるかも知れねぇだろ?」←小五郎の声

「だとしてもそんな二人が偶然、出会い、たまたま恋に落ちて結婚しようとしたって言うんですか!?」

ウェイターは未だにDNAの事を言っていたが新一君は落ち着いた様子で真実を突き付けているもウェイターは二人が偶然、出会い、たまたま恋に落ちて結婚しようとしたと言うのかと問いかける
そりゃそうでしょうね...二人は結婚する事が許されない...血の繋がった双子の兄妹だもの...
もし私が加門さんと同じ立場だったら彼女と同じ事をしていたかも知れないわ

「出会ったのは偶然かも知れねぇが、惹かれ合ったのは必然だったと思うぜ?二人は血の繋がった双子だったんだからな...」←小五郎の声

「ふ、双子!?」

「伴場...お前等、言ってたよな?二人は誕生日も血液型も同じで黙っていてもお互いの考えてる事が分かる事があるって」←小五郎の声

「あ、ああ...でもそれだけで双子だとは...」

二人が出会ったのは偶然だけど惹かれ合ったのは必然であり、二人は血の繋がった双子だと言った為、目暮警部は驚きを隠せない表情になるも新一君は伴場さんに誕生日も血液型も同じで黙っていてもお互いの考えてる事が分かるがあると問いかければ伴場さんは驚きを隠せない様子だったが静かに頷いた後、それだけで双子とは限らないと答える
この事件は本当に悲しいわ...
二人はお互いに愛し合っていたのにも関わらず結婚する事を許されなかったのだから...

「お前は知らなかっただろうけど、お前と初音さんは赤子の頃、同じホテル火災で助け出されて身元不明のまま協会で育てられた二人だったんだよ!」←小五郎の声

「ホ、ホテル火災!?」

伴場さんはこの事を知らなかったらしく驚きを隠せない表情になっていた
恐らく伴場さんは実の両親が事故で亡くなり、生まれたばかりの自分は父方や母方の親戚に引き取られず協会に預けられ、そこで育てられた後に里親に引き取られたと思っていたのだろう

「なるほどな...その火事で二人の両親が焼死し、二人は血の繋がった双子だと分からなかったって事だな」

story339 ウェディングイブ35→←story337 ウェディングイブ33



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (191 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
444人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年7月20日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。