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story322 ウェディングイブ18 ページ32

Aside

やっぱり...諸伏さんの言ってた事が本当になるとは...
私も顔を見られない様に外していたサングラスをかけ直す
チラッと諸伏さんの方を見るとやっぱりと言わんばかりの表情でサングラスをかけたまま顔を背けていた

「(てか、あれって降谷だよね?)」

「(...今まで音信不通だった奴が)」

「(何でこんな所に...?)」

「(た、探偵...!?それにしてもAさんがあの人の素顔を見た途端、サングラスをかけ直すなんて...まるで、あの人に顔を見られない様にしている様だな...何だ?この人に何かあるのか...?一緒にいる男も顔を見られない様にサングラスをかけつつ顔を背けている...まさか...Aさん達はこの人と知り合いなのか!?)」

萩原さん達の方を見ると驚きを隠せない表情になっており、新一君も探偵と聞いて驚きを隠せない表情になっていた
まあ、こんな所に探偵がいるなんて思わないしね

「た、探偵だと!?おかしいじゃねぇか!初音に雇われた探偵が何で初音と俺の結婚パーティーの店で偶然ウェイターをやってんだよ?」

「偶然ではありませんよ」

伴場さんは信じられないと言わんばかりの表情で何で結婚パーティーの店でウェイターをやっているのかと問いかけるとウェイターは物静かな声で偶然ではないと答えた為、伴場さんは驚いていた
しかもウェイターは自分がアルバイトとして採用されたこのお店をパーティー会場に選んで貰い、加門さんがこの店を決めたのではと問いかければ、伴場さんはそうだと答えると同時に何の為なのかとウェイターの方を見ながら問いかけるとウェイターは伴場さんの動向を監視する為だと答えた為、伴場さんは自分の監視と聞いて再び驚いていた

......相変わらず洞察力が優れているわね
でも私は彼の職業は探偵ではない事を既に調べている為、本業と本名を知っているわ

「えぇ、初音さんに頼まれたんです。浮気性の貴方に他に恋人がいないか調べて見張ってくれと。だから、わざと貴方のズボンにケーキの染みをつけたんです。女性に言い寄られない様に...まぁ、貴方はそんな染みも気にせず女性と仲良くされていた様ですが...もっとも、僕が彼女にそう頼まれていた事を証明しようにも初音さん本人はこの店の駐車場に停めた車の中で焼死してしまったみたいですけど...しかし、僕が彼女に依頼を受けていた事はサングラスの彼が証明してくれそうですよ?僕が彼女に伴場さんの身辺調査の途中経過を報告していた現場に居合わせた様ですし」

「あっ...」

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年7月20日 17時

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