【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART6 (ページ49)

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story292 名家連続変死事件47 ページ49

Aside

伊達さんの言う通り、誰も万年筆で突き刺したとは思わないでしょうね...

「だが、万年筆のペン先を見られたら光明さんの右手の甲の傷と一致し、突き刺した証拠だとバレてしまう。だからあんたはその焼け焦げた万年筆を肌身離さずに持っていたのか。突き刺した衝撃でペン先が酷くひしゃげた万年筆をA達に見られたら不自然に思うだろうしな」

「そうです。彼女はとっさにキャップを口で抜いて刺したんだ。父親の形見の万年筆でね。松田刑事の言う通り、その万年筆は恐らくペン先が酷くひしゃげている」←小五郎の声

「しかし、どうして君達はそんな事まで分かったんだ？」

『実はその焼け焦げた万年筆のキャップを私が開けたんですよ。メモを書こうとした時に万年筆のペン先が酷くひしゃげていましたし、何かで強く刺した様な感じだったので火事場から出てきた遺品だって言ってもあんなひしゃげ方しませんしね』

日向さんは父親の形見である焼け焦げた万年筆を何故かあまり人に見られたくないって感じだったし、キャップを見た時はペン先があまりも酷かったから驚いたわよ...
まあ、父親の形見である万年筆を捨てるに捨てられなかった事が皮肉だったわね...
チラッと見れば日向さんは何も言い返さず、ただ黙って私達の話を聞いているだけ

「でも...でも、どうして幸さんが？」

「多分、その火事が原因や」

「我々の推理通りなら、恐らくあの20年前の火事を起こしたのは...」←小五郎の声

『失火か放火か...まあ、仮に放火だとしても動機は何なのかは不明ですが、秀臣さんと光明さんが起こしたもので間違いないですよ』

「秀臣お兄様と光明さんが!?」

蘭ちゃんは今でも信じられないらしくどうして日向さんがこんな事をしたのかと問いかけてきた為、服部君は20年前の大火事が原因だと答えれば、新一君は自分達の推理通りなら20年前の大火事を起こしたのはと言っていた為、言葉を続ける様に私が秀臣さんと光明さんが起こしたものだと答えると康江さんは20年前の大火事の真相が秀臣さんと光明さんが起こしたものだと聞いて驚きを隠せない表情になっていた

『そうです。秀臣さんは自分達の起こした火事で死者を出してしまい、ここまで大事になってしまった事に罪悪感を感じていたのでしょう。まあ、その反対に光明さんは火事で死者を出しておきながら全く反省している様子が窺えませんでしたがね。そして...火事で亡くなった大和行平と赤城琴美。二人には子供がいたんですよ』