【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART4 (ページ46)

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story191 ピアノソナタ『月光』殺人事件23 ページ46

Aside

実は私も手袋を着けて捜査に参加し、何かないかウロウロしていると黒岩さんのイスの下に何かがあるのを見つけた
これ...何かしら？
近くで見ると血で書かれた何かの譜面だった

『目暮警部、黒岩さんのイスの下から血で書かれた譜面があります』

「何!?」

「んっ!?」

私が物静かな声でそう言うと目暮警部と小五郎さんはこっちに来て、血で書かれた譜面を見る
鑑識さんを呼ぶとすぐにカメラで撮影してくれた
チラッと見れば何故か新一君がいて、思わず驚いてしまう所だった
ちょっ、ここ現場なんですけど...!?
まあ、気にしなくていっか(苦笑

「また譜面か...」

「やはり、これも被害者が残したダイイング・メッセージ...」

「違うよ！」

目暮警部が血で書かれた譜面を見ながらそう言うと小五郎さんが黒岩さんが残したダイイングメッセージなのではないかと言った時、新一君がメモをしながら違うと否定していた為、目暮警部と小五郎さんは驚いていた

「これだけの物を自分の血で書く時間と体力があるならとっくに助けを呼んでるよ」

「すっこんでろ！」

新一君の言葉に小五郎さんは邪魔だと言わんばかりに頭を叩いた時、転んだ衝撃で血で書かれた譜面の上に乗ってしまった
あっ！何やってるのよ...!?

「わぁ、馬鹿！大事な証拠を!!」

小五郎さんは顔を青ざめながらそう言って新一くんを掴み、目暮警部達も顔を青ざめていたが血で書かれた譜面は歪む事なく綺麗なまま

「無事だったか...」

小五郎さんの言葉と同時に血で書かれた譜面が歪まない事に違和感を抱いた
どうして歪んでいないのかしら...？
普通なら触れたりするだけで滲んだり、歪んだりするはず
その後、私達はみんながいる場所へと戻る

「早速ですが西本さん、貴方が黒岩さんの遺体の第一発見者となる訳ですが...」

「く...黒岩に呼び出されたんだ。6時半に放送室に来いって...」

「そう言えば黒岩さん...夕方に人と会う約束があると言ってたな...」

目暮警部の問いかけに西本さんが黒岩さんに6時半に放送室に来いと言っていたと証言すれば、目暮警部は顎に手を当てながら黒岩さんの事情聴取を受けた時に夕方に人と会う約束があると言っていた事を思い出したみたい

「お前が呼び出して殺害したんじゃないのか？」

「ち、違う！」

小五郎さんは西本さんに黒岩さんを呼び出して殺害したのかと問いかけるが、西本さんは必死で否定している
まあ、黒岩さん達がやってきた事は決して許される事ではないからね...