風邪ひき潤くん6 ページ40
潤サイド
和にぃも翔にぃも独り占めできてちょっと嬉しい。ふふふ。
翔「ほら潤、頑張って深呼吸してよ。」
つい違うこと考えてたら深呼吸するの忘れちゃってた...
そんなめちゃくちゃしんどいわけじゃないし、どこか痛いわけでもないんだけど、なんかだるくて。
風邪の引き始めかなーって思って。
翔「もう一回頑張ってすーはーして潤。」
和「ほら一緒にするよ潤、すぅぅーーはぁぁぁー。」
そんな大げさにしなくてもって思うけど。すーーはーーって頑張ってやってみた。
翔「うん大丈夫だね。はいじゃ次はお腹みまーす。ちょっとズボン下げてお膝立ててくださぁい。」
「ポンポン平気だもん。」
翔「良いから、念のため、な？すぐだよ。」
翔兄がお腹見るときってちょっとくすぐったいから苦手なんだもん...
それにお腹触られるのなんか照れくさいっていうか恥ずかしいし...
和「ちょっと腰浮かせてくれる潤？」
気がついたら和兄の両手にがっつりと腰骨の辺りでズボンが握り締められていた。
少し腰を浮かしただけでかなり下の方まで下げられちゃった。
和「はいお膝も立てるよ。」
恥ずかしがってる暇もなく両足首を持たれてクイッと膝立てられた。
翔「痛いところなぁい？うんちもちゃんと出てる？」
お腹の真ん中に聴診器ギューって押し当てられてちょっとくすぐったい。
「ううぅー。」
和「どしたの？ポンポン痛い？」
「痛くないもん。平気なのポンポン。」
翔「うん、腸音も問題ないね。じゃ触りまぁす。力いれないでよ潤。お口から呼吸するんだよ。」
そんなこといちいち言わなくてもわかってるもん。
翔兄のごつい手がお腹に載せられて軽く優しく押さえてくる。
やっぱりちょっとくすぐったい...
「やぁー。」
和「動いたらだめだよ潤。痛いのかな？」
翔「うーん柔らかいしうんちも詰まってなさそうだけどね。ちょっとくすぐったいの潤？」
「うん、くすぐったいの...」
和「なーんだ、どこか痛いのかと思ったじゃん。」
全然痛くないって思ってたのに翔兄の手がみぞおち辺りに移動したときズキンてなった。
「いたっ！ぐぅぅ。」
思わず体丸めちゃった。
翔「あららら痛かった？ズキンてしたの？お腹の調子悪かったのここ数日？ご飯ちゃんと食べてる？」
背中なでなでしてくれる翔兄の手が気持ちよい。
ちょっと痛くてびっくりしただけなんだけど。
和「大丈夫なの潤？」
翔「そんな心配することはなさそうだけど。本人が痛いなら可哀相だね。」
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作者名：ルパン
| 作成日時：2015年7月15日 21時
