おあずけ？ ページ40
心の内は狼には見透かされていたようで、私は恥ずかしくなる。
シルク「見てたよ〜？俺は。あいつらが帰ってった時、お前なんか顔赤かったよなあ？」
「言うな！言うなあ!!!!」
容赦なく私の心を暴露していくシルクの口を塞ごうと、私は必死で手を伸ばす。
しかし、その手もシルクの大きな手に掴まれてしまった。
そしてそのまま、顔と顔が近付く。
シルク「こーいうこと、したかったんじゃねーの？」
意地悪に微笑む彼は、本当に狼みたいで。
私はその笑顔が大好きで、そしてこれに弱かった。
シルク「ほらまた顔赤くなって」
私が恥ずかしくて何も言えずにいると、シルクが目を閉じてさらに顔を近付けてきた。
キスされるんだ
そう思って目を瞑ると、しばらく待っても唇に感覚がない。
恐る恐る目を開けると、耳元で声が聞こえた。
『今日は俺ん家帰るまで、おあずけな？』
おあずけ。
その言葉を、何度も心の中で反芻した。
「シルクのバカっ！」
シルク「嬉しいくせにw」
「それは……そう、だけど……」
すっかり負かされてしまった私は、反論することを諦め、スマホをいじり始めた。
するとすぐに、後ろから回される腕。
「シ、シルク？」
シルクは何も言わない。
私の頭の中は混乱していた。
さっき、おあずけって言ったのに。
「ねぇシル……」
シルク「好きだよ」
「っ……///」
シルクの不意打ちに、私は赤面せざるを得なかった。
部屋には、沈黙が流れる。
この空気を破ったのは、シルクだった。
シルク「ごめ、やっぱ無理」
「えっ、なn……わっ！」
言い終わる前に、ベッドへと運ばれ、そのまま落とされた。
そして私の上に、シルクが覆いかぶさる。
シルク「おあずけとか、やっぱ俺向いてねーわ」
「……というと？」
シルク「今からお前を、いただきます。」
その後は、私が何か言う隙もなく、シルクに柔らかくキスをされて。
あとは、シルクの思い通りに、私の身体が反応しただけ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 428人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
未人(プロフ) - くるるMAさん» おおw早いw頑張ります！w (2018年1月3日 18時) (
レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - スマホから！早速買ってもらいました！今年も妄想と更新頑張ってください！ (2018年1月3日 16時) (レス) id: cfcd9e6d3d (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - 前にやってたやつ的なやつか…リベンジしてみるわ。忙しいのに返信ありがと (2017年12月13日 20時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
未人(プロフ) - くるるMA さん» そうねぇ...やっぱRPGのパロじゃない？ (2017年12月12日 19時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - タブレットから。久々に来たら結構更新されててびっくり。全然関係ないんだけど、私が小説を書くならどんな小説がいいと思う? (2017年12月12日 18時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：未人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mijinnhomupe/
作成日時：2017年4月29日 20時
