可愛くないわけ ページ35
するとそこにはたくさんのドレス。
あまりの綺麗さに、私はため息を漏らした。
「わぁ……」
シルク「どう？やばくね？めっちゃきれいで」
「やばいの領域越えてるから」
シルク「んふふw」
驚く私を見て、シルクが満足そうに微笑む。
ここのコーナーにもいたらしい店員さんが、「ご試着いかがですか？」と笑顔で問いかけてきた。
「ご試着……ん？ちょっと待って」
シルク「どした？」
勧められるままに試着しようとするも、あることが引っ掛かる。
「なんで私をここに連れてきたの？」
シルク「……は？wお前まじでわかってねーの？w」
「んー…………ごめんわかんない」
私が苦笑いを浮かべていると、シルクが呆れたように笑って、小さく息を吐いた。
そして、照れたように私から視線を逸らして言う。
シルク「お前のウェディングドレス……選びに来たんだけど」
言われた瞬間、私の胸が高鳴った。
そっか、私達、婚約してるんだもんね……
あんなに印象的な出来事だったはずなのに、今の今まで忘れていた。
それはシルクとの、フィッシャーズとの日常が楽しすぎたのだと言う事を意味しているのだけれど、なんだか申し訳ない気持ちになってしまった。
「ご、ごめん、そうだよね、私達、婚約してるんだもんね！」
シルク「んだよ忘れんなよなあw取り消しにすんぞw」
「それだけはやめてええ」
私をからかって遊ぶシルクは、本当に自然な笑顔で、私もつられて笑ってしまう。
シルク「ほら、選びな。」
「……うん。」
シルクが私の頭に手を乗せて、優しく言った。
それにしても、種類が多い。
同じ白でも、デザインが少しずつ違って、見てるだけで幸せな気持ちになる。
いくつか試着をし、試行錯誤した後に私が選んだのは、シンプルかつ大人なものだった。
「ほら！私だってもう大人なんだよ！似合うでしょこれ！」
シルク「……ぉおー……可愛い。」
子供なお前には似合わねえよw
みたいな返事が返ってくると予想していた私は、シルクの照れた顔に調子が狂ってしまった。
「……なんでこういうときだけ素直なの」
シルク「じゃあ可愛くないって言った方がよかった？」
「それは怒る」
シルク「なんなんだよw」
私達のやり取りに定員さんも笑っていた。
ちょっと恥ずかしかったなw
ちなみに、店から出てンダホがまだ起きてなかったっていうのはまた別の話。
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未人(プロフ) - くるるMAさん» おおw早いw頑張ります！w (2018年1月3日 18時) (
レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - スマホから！早速買ってもらいました！今年も妄想と更新頑張ってください！ (2018年1月3日 16時) (レス) id: cfcd9e6d3d (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - 前にやってたやつ的なやつか…リベンジしてみるわ。忙しいのに返信ありがと (2017年12月13日 20時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
未人(プロフ) - くるるMA さん» そうねぇ...やっぱRPGのパロじゃない？ (2017年12月12日 19時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - タブレットから。久々に来たら結構更新されててびっくり。全然関係ないんだけど、私が小説を書くならどんな小説がいいと思う? (2017年12月12日 18時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mijinnhomupe/
作成日時：2017年4月29日 20時
