好きか、嫌いか、 Y.T 【7】

#309 ページ9

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玉『唐沢ちゃん奪還〜』



二『たま良くやったー！』




元いた席に戻ると
おかえりってみんな言ってくれて
ほんとに堂々としてたせいか
手を繋いでることは誰にも突っ込まれなかった




藤『新しいの頼んどいたよ』



氷が溶けきったお酒は端に寄せられてて
新しいお酒をスっと目の前に出してくれた



｢ありがとうございます｣


奈『藤ヶ谷さんって、ほんとスマートですよね！
動きに無駄がないと言うか、卒ないというか…』


千『わかるわかる！
もてる男って感じ！』




それは分かるな〜
藤ヶ谷さんのスマートさと色気と
こんな人に好かれて落ちない人いるのかな？

チラッと藤ヶ谷さんをみると
優しい目で、ん？って聞かれて
ん？って一文字なのに色気がダダ漏れ…




北『何見惚れてんだよ』



ペシッと後頭部を叩かれたから振り向くと
北山さんがべーって舌出して隣に座った



｢痛い。治らない。無理。｣


北『お前おーげさ！！』


｢しかも怖いし〜｣



戻ってこれた安堵感からか、
この場がただ楽しいからなのか
とにかくテンション上がって北山さんに絡んだ




みんな笑ってて
きっと私達の席が一番うるさいんじゃないかってくらい


奈『あははははっ
それほんとですか？』


北『まじまじ、
俺寝起きはすげー背たけぇの』


千『10秒で元に戻るけどね』


北『おい、5分はもってるからな』


｢どっちもどっちでしょ｣


北『おいなんか言ったか？』


｢気のせいじゃないですか？
寝起きの身長もきっと気のせいですね｣


二『ははははっ
Aちゃん言うねー！』


北『A覚えとけよ〜』


｢さっき叩かれたお返しですー｣








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