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玉『大袈裟だなぁ笑』
電話越しでも分かる裕太の照れ笑い
大袈裟なんかじゃないんだよ
だってね、
裕太が見せてくれたデビューライブ
あのとき、初めてふれた衝撃
同時に自分の中に流れた衝動
あの日がなければ
裕太を好きになってなかったら
裕太に出会ってなければ
私は何も知らないままだったんだ
玉『A・・・。
Aちゃーん笑』
裕太の声に返事ができない
玉『んははっ
A。
なに泣いてんだよ〜』
「っ、、
うっ…ごめン」
“も〜笑”
って笑う裕太とは反対に
私の目からは涙が止まらない
きっと、泣きたいのは裕太なのに
玉『そんな泣かれたら
一生のお別れみたいじゃん?
Aなら、大丈夫だよ。
きっとまた仕事で一緒になる気がする。
いや、絶対に会うね笑』
「うん、、
ん、がんば…る、」
玉『俺も、負けないように頑張るから』
“またね”
そう言って切られた電話
ただ、ただ、泣くことしか出来なくて
悲しいとか申し訳ないとか
そんなんじゃなくて
ごめんねも、ありがとうも
そんな言葉をお互い交わすことなく
ただ分かることは
裕太の隣にいることも
私の隣にいてもらうことも
もう無いんだってこと
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えり(プロフ) - ももまるさん» コメントありがとうございます!長い間放置してしまったのに読んで頂けて嬉しいです♪また少しずつ更新するのでよろしくお願いします! (2020年4月9日 22時) (レス) id: 7410ca554b (このIDを非表示/違反報告)
ももまる(プロフ) - とても作品が大好きで更新される度に嬉しく思います!これからも頑張ってください(^-^) (2020年4月8日 13時) (レス) id: 0122df1ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えり | 作成日時:2020年4月7日 23時