【ツイステ】続・夢の中で不思議な子どもと逢う話【男主】

少年と茨の心 ページ10

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「そこの若人よ。何をしておる」


その声に振り向くと、そこには想像していた喋り方の見た目と全く違う、赤い目をした少年(？)と、角の生えた整った顔のイケメンがいた。



「なにやらよくない気を感じたのでな。それよりおぬし、どうやって此処に入った？」


赤い目が鋭い光を帯びる。

どうやって入ったと言われても、夢で来ただけとは信じて貰えないだろう。

俺は「わからない」と答えた。


「そうか…。ん？ そうなれば、もしやこれは招かれざる客かもしれんぞ！マレウス！」


マレウスと呼ばれた角の男の人は、赤目の少年の言葉に頷く。



「これからお茶会をするんだ。お前も参加すればいい」



お茶会…？
戸惑っている俺に、赤目の少年がふわふわ浮きながら肩を叩いて言った。


「ほほっ、マレウスは照れておるだけなのじゃ。今までお茶会に招待されないことはあっても、客が来たことなんて一回もなかったからのう〜。
嬉しいのう、マレウス！」


マレウスと呼ばれた男の人は、戯言だ、と言うように、早々にお茶会の会場へと向かっていってしまった。

俺も、リリア、と名乗ったその赤目の少年に連れられて、そうこうしているうちに不思議なお茶会に参加することとなってしまったのであった。



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