努力04 ページ38
一方、3年の教室へ戻るビッグ3の3人は、1-Aについて話をしていた。
水色の長い髪を揺らしながら、波動が言う。
「ムダにケガさせるかと思ってたの知らなかったでしょ！？ でも全員ケガなしで偉いなあと思ったの今」
「いやしかし危なかったんだよねちんち「誰か面白い子いた！？ 気になるの、不思議！」
通形は少しだけ考えて、そして言う。
「最後列の人間から倒してく……俺の対敵基本戦法だ」
その顔は、嬉しそうに笑っていた。
「件の問題児くん、それに何よりメルヘン少女！ 俺の初手を分析し、予測を立てた行動だった。
━━━━━━━━━『サー』が好きそうだ！」
そのメルヘン少女……もといAは、その日の夜、一人頭を悩ませていた。
「んん……どうしよう……」
通形の話を聞いて、俄然やる気になった。1年生はまだインターンに行けるかわからないのだが、できることはやっておこうと、エンデヴァーの事務所に電話をしたのだが…。
「流石に忙しいかあ……」
オールマイトが引退した今、実質No.1ヒーローとなったエンデヴァー。残念ながら、今は余裕が無いらしい。電話の背後で「焦凍の嫁の面倒ならいくらでも見るわ！！」「いや今はまずいでしょう！！」というやり取りが聞こえ、そっと通話終了のボタンを押したのは先程のことである。
「前にもらったスカウトを洗い直すか……」
しかし、あの膨大な量。考えただけで頭が痛くなる。
「いや、そんなこと言ってる場合じゃない！！」
強くなるんだから！
そう息巻くAは、まだ知らない。通形からある人物に、自分のことが伝わっていたこと。そして思いもよらないその人物から、声が掛かること。
これからまた、新たな事件が巻き起こることを。
Aは知る由もなく、スカウトリストを洗い直すのであった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 551人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SangriA(プロフ) - あいうえお。さん» お久しぶりでございます！いつの間にか7です……！9月に書き始めたシリーズなのにおかしいな……。これからも更新がんばりますのでよろしくお願いします！ (2018年10月26日 22時) (
レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお。 - 久しぶりのコメント、いつのまにかもう7。更新が進む進む。低下する私の語彙力。←←更新頑張ってください！(唐突←← (2018年10月25日 23時) (レス) id: a39bf4407f (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» そう言ってもらえてありがたやですー( ´ ▽ ` )更新がんばりますねー (2018年10月20日 22時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - SangriAさん» 試験面白い！忙しい中レスありがとうございます！頑張ってください！ (2018年10月18日 23時) (レス) id: d204d91f16 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！まだまだ更新がんばるので楽しんでくれたら嬉しいです！ (2018年10月18日 19時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：SangriA | 作成日時：2018年10月17日 21時
