何をしてんだよ02 ページ11
敵の方へ駆けていく。前方にその姿が見えた。
「ギャングオルカか……！」
シャチのような姿の、ランキング10位のプロヒーロー。彼と、彼のサイドキック達が敵として受験者たちに襲いくる。
「！」
と、もう1つ躍り出た人影。傑物学園の真堂だ。彼が地面に両手をつくと、地面が割れ、敵の足元が崩れていく。
しかし、
「━━━━━━━━━━━━━━温い」
ギャングオルカは真堂の攻撃をものともせず、超音波であっさりと彼を沈めてみせた。
「この実力差で殿一人……？ なめられたものだ……！」
そして睨みつける。その先には、傷病者を避難させる受験者たち。その中には、出久の姿もあった。
「行かせねえ！！」
氷結でギャングオルカを妨害。超音波で防がれはしたが、彼の注意が焦凍に向けられた。
(俺の個性なら救助より制圧だ。このままたたみかける…！)
焦凍が構えた、そのときだった。
「ふぅきィィイイイ飛べえええっ！！！」
「！ 風……」
空からの急襲。凄まじい烈風が敵たちを吹き飛ばす。頭上。そこに、彼はいた。
「敵乱入とか！！ なかなか熱い展開にしてくれるじゃないっスか！！」
(あいつ━━━━━！！)
夜嵐イナサ。
彼も焦凍に気づいたのだろう。その顔から、笑顔が一瞬にして消え去る。
「あんたと同着とは……！」
(こっちのセリフだ。気が散ることばっか言いやがって)
「……お前は救護所の避難を手伝ったらどうだ。個性的にも適任だろ。こっちは俺がやる」
目も合わさず吐き捨てるように言う焦凍に、イナサは従う訳もなく。
焦凍の炎と、そして、イナサの風が、ギャングオルカに襲いかかる━━━！
はずだった。
「何で炎だ！！ 熱で風が浮くんだよ！！」
炎は風で軌道がそれ、風は炎で浮く。結果、2人の攻撃は全く見当違いの方向に霧散してしまった。
「さっき氷結を防がれたからだ。お前が合わせてきたんじゃねえのか？ 俺の炎だって風に飛ばされた」
「あんたが手柄を渡さないよう合わせたんだ！」
「は？ 誰がそんな事するかよ」
「するね！だってあんたはあの
━━━━━━━━エンデヴァーの息子だ！」
ギシ、と、胸がきしんだ気がした。
(……どこまでイラつかせやがる)
「さっき……から、何なんだよ。お前」
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SangriA(プロフ) - あいうえお。さん» お久しぶりでございます！いつの間にか7です……！9月に書き始めたシリーズなのにおかしいな……。これからも更新がんばりますのでよろしくお願いします！ (2018年10月26日 22時) (
レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお。 - 久しぶりのコメント、いつのまにかもう7。更新が進む進む。低下する私の語彙力。←←更新頑張ってください！(唐突←← (2018年10月25日 23時) (レス) id: a39bf4407f (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» そう言ってもらえてありがたやですー( ´ ▽ ` )更新がんばりますねー (2018年10月20日 22時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - SangriAさん» 試験面白い！忙しい中レスありがとうございます！頑張ってください！ (2018年10月18日 23時) (レス) id: d204d91f16 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！まだまだ更新がんばるので楽しんでくれたら嬉しいです！ (2018年10月18日 19時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SangriA | 作成日時：2018年10月17日 21時
