天然って怖い01 ページ21
「よしっと……」
制服OK。忘れ物なし。朝ごはんもしっかり食べた。
「いってきます」
雄英高校2日目の朝。今日から本格的に授業が始まる。
昨日のことで、お隣さん……轟焦凍とは顔を合わせにくいが、学校につく頃には心の準備もできてるはずだとドアを開けた。
……開けて、固まった。
「来たか」
(えー……)
なぜか、彼がいたのだ。当然のごとく、そこに。
「と、轟くん……なぜここに…？」
「……？ 昨日、約束しただろ」
(約束……約束って……)
「えっと、個性の話のこと、かな？」
「それ以外なんかあったか？」
そこまで当たり前のように言われるとこちらも困る。「もしかしてだめだったか？」みたいな目で見てくるのもずるい。というか、待ってもらっておいて無下にできるわけがない。
(………ん？)
「ねぇ、轟くん、いつからそこにいたの？」
「30分くらい前か？」
「さんじゅっ………！？」
まるで忠犬のようなことをする。
「語部がいつ出るかわからなかったからな」
「だからって……それなら、昼休みとかでも良かったんじゃ……」
「俺が早く聞きたかったんだ」
「うぐっ……」
(ずるいぞ。イケメンでその発言はずるいぞ)
「ずるい…」
「……？ よくわかんねぇが、行くぞ」
そう言われれば、一緒に登校する他なかった。
「Aちゃんおはよー！」
「おはよう、お茶子ちゃん」
ほっと安心する声。うららかな笑顔で手を振られるとにやけてしまう。今日も彼女は可愛い。
いや、可愛かった、のだが。
「それで！！」
「！？」
ギラリ、まん丸の目が光り、次の瞬間肩を掴まれた。全くもってうららかじゃない。
「なんで轟くんと一緒なん！？」
「あー、それは……」
これは完全に誤解されている。まあ男女二人で登校していれば、そういう風に思われることもあるかもしれない。どうにか上手いこと説明しないと、面倒なことになりそうだ。
「えっと……色々あってね
「昨日約束した」
……えぇぇ轟くんー………」
(説明はしょったら誤解が大きく……)
「〜〜〜〜〜〜！」
(ほらほらほらほら！もうコレだめなやつじゃん！)
「そうなん！？ そういうことなん！？」
「いやちょ、誤解……」
「甘酸っぱい……！」
「違うて……」
「おい、そろそろ教室入らねえと遅刻するぞ」
「ぅあっ！？」
なぜか握られる、手。
(なんで、なんで手にぎってんのぉ…！？)
「青春や……！」
「だから、違うて……！」
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SangriA(プロフ) - 鳩ぽっぽさん» はじめましてー。知ってますよ。今はたまにログインする程度ですが(´д⊂)キャラデザが好きです。 (2019年5月16日 22時) (
レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
鳩ぽっぽ - シノアリス知ってるんですか？！(落ち着け) (2019年5月16日 19時) (レス) id: b1d6b85d01 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - フユキさん» コメありがとうございます！シノアリスいいですよね(*°∀°)シノアリスは衣装がみんな可愛いので特に好きなグレーテルにしました(^-^) (2018年9月18日 15時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - おっふシノアリス知ってる人だ。グレーテルソーサラー居ないけど可愛いですよね。 (2018年9月18日 11時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - バエルさん» ご指摘ありがとうございます！わかってたんですがご都合主義でお隣にしました…。不自然ですみません。 (2018年9月17日 11時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SangriA | 作成日時：2018年9月5日 3時
