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story38 ページ40

not side

グ「ユリカ、大丈夫か?」


『……う……ん』


グレイは岩にもたれかかっているユリカに

声をかけた


すると………


″パシンッ″


ユリカはグレイの頬を思いっきり叩いた


グ「!?」


『何………平然と無茶してんのよ……』


グ「すまねぇ………」


『許さない…………絶対に………』


グ「本当すまねぇ………」


『………許してほしいなら約束して!!

 もう、自分の命を粗末にしないで!!

 グレイがいなくなって悲しむ人は

 たくさんいるんだから…………

 絶対に!!いい!?』


ユリカの頬には涙が伝っていた


彼女が仲間のために流した涙は

とても………とても綺麗なものだった


グ「あぁ……約束する」


そしてユリカはグレイに抱きついた


『もう………約束、破らないでよ?』


グ「…………絶対に」


しばらく……………


グレイはさっきから疑問に思っていたことを

ユリカに聞いた


グ「さっきの魔法……何だったんだ?」


『……″消去(イレイズ)″よ。』


グ「消去(イレイズ)?」


『魔法を無力化させる魔法よ』


グ「すごい魔法なんだな……」


『スワンフォーラに教えて貰った魔法なの

 まぁ、詳しいことは

 私もよくわからないんだけど………ね』


グ「よくわからない?」


『うん、消費魔力が多いことは確かだけど』


グ「すまねぇ………」


罪悪感を感じたのか

グレイはばつが悪そうに目を伏せた


『いいの、グレイが無事ならそれで』


ユリカはニコッと微笑んだ


グ「っ……///」


グレイは耳まで赤くなっている


『どうしたの?』


グ「なっ、なんでもねぇよ!!

  ほら、いくぞ!皆、待ってる。」


グレイはユリカに手を差し出し

ユリカはその手をとって立ち上がる


『うん!』


グ「(本当に……鈍感だな……///)」

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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ラミンさん» それは全然大丈夫ですよ! (2018年12月4日 17時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - グレイオチを参考にしたいと思いまして・・・ (2018年12月4日 16時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ラミンさん» タイトルを参考に、ってことですか? (2018年12月4日 16時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - セレーナ・ラフィーネさん» グレイオチの作品にしたいのですが、タイトルが思いつかなくて・・・ (2018年12月4日 16時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ラミンさん» どのように参考にするのかだけ教えていただけると嬉しいです! (2018年12月4日 16時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2017年3月30日 17時

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