少女の記憶、少女の運命【FAIRYTAIL】

story29 ページ31

ユリカside

ル「にしても、強いねユリカ」


『そう？』


ル「うん、さすが最強候補」


『へへっ、ありがと』


………最強候補って言われるのはなれないけど


その時、私たちは寒気を感じた

おそるおそる後ろを振り向くと………


『エルザ！？』


エ「………。」


ル「さん！？」


かなり怒りのオーラを放っていた

寒気がしたのもわかる気がする


エ「私が何故ここにいるかわかるな？」


ル「連れ戻しに……ですよね？」


エ「そうだ」


ハ「ルーシィ、ユリカ、無事？」


どこに行ってたのか、ハッピーが戻ってきた

しかし、エルザを見て逃走を図るが

あっさりと捕まり、尻尾を掴まれる


ル「エルザ………

　 勝手にS級クエストに来たのは謝る

　 でも、あたしたち、村の人を救いたいの」


エ「……興味がないな」


エルザらしい………と言えば

エルザらしいかもしれない。


ル「なっ、村の人達の姿を見たでしょ！？」


エ「見たさ」


ル「だったら……」


エ「私は、掟を破ったものを連れ戻しに来た

　 それ以外の事には興味がない」


ル「だったら、せめて最後まで仕事を……！」


エルザがルーシィに剣を突きつける


エ「仕事？違うぞルーシィ

　 貴様等はマスターを裏切った。

　 ただじゃおかないぞ？」


どこまでもマスターに忠実で…………


ル「ひっ！！」


『エルザ、ちょっと待って！！』


エ「………。」


『っ……！』


私はエルザに睨まれ、

言葉を飲み込んでしまった

言いたいことはたくさんあるのに……………

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