少女の記憶、少女の運命【FAIRYTAIL】 (ページ26)

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ユリカside

私たちは村へと降りたった

ル「─と言う訳でね

　これから攻めてくる奴等は

　皆をそんな姿にした犯人なのよ」

『ルーシィ、まだそうとは……』

確かに関係してはいるけど…………

ル「捕まえて元に戻す方法を聞く

　チャンスだわ」

『………。』

聞く耳を持ってくれません

村の人はざわついている

ハ「捕まえるって言ってもあの３人、

　多分魔導士だ。簡単にはいかないよ」

多分………というか、絶対に魔導士

村を消せるほどの実力者ってことだからね

ル「そうね……こっちの方が

　人数は多いとはいえ……魔導士は１………」

『ルーシィは戦わないんだ……』

私１人で３人を倒せってことかしら………？

ル「！いー作戦思いついちゃった♥」

『どうしようハッピー、

　私、嫌な予感しかしない……』

ハ「あい……」

・

・

バ「姫、準備が整いました」

ル「ありがとう、バルゴ

　さすがに穴を掘るのは速いわね」

バルゴ………ルーシィの星霊の１人

ちなみに処女宮の星霊だ

バ「お仕置きですか？」

ル「褒めてんのよ！！」

そしておしおき好きだ(される方)

ハ「オイラ、

　ルーシィってバカだと思う」

ル「何、言ってんのよ………
　
　完璧な落とし穴じゃない！！」

ルーシィがバルゴに作ってもらったのは

落し穴…………嫌な予感的中。

ハ「その発想自体がバカかと……」

ル「この村の入り口は１つしかない

敵も当然そこから入ってくるって訳」

ルーシィのその言葉に

私は手で胸の前にばってんをつくる

『それは違うよ、ルーシィ』

ル「え？」

『考えてみて、相手は魔導士

　もしバルゴみたいな魔法の持ち主だったら

　地下から攻めてくるかもしれないし

　ハッピーみたいな魔法の持ち主がいたら

　空から攻めてくるかもしれないよ？』

ル「い、言われてみれば…………」

こういうところはまだまだ新人だな…………

可愛いけどね(笑)

ハ「そもそもこんなのに引っ掛かる人は

　いないと思う」

『まぁ、そうだね』

バ「姫、私もです」

ル「バルゴも！！？」

そりゃーね？

ル「見てなさいよアンタたち！！」

「ルーシィさん！何か近づいて来ますよ！！」

ル「奴等だわ！門を開けて！！」

「はっ！」

ル「さぁ、来なさい！！」

そして門がゆっくりと開く……………