強敵は位にも返さない ページ45
兄の悲痛な泣き声が耳に張り付いて取れない…仕方ない…仕方ないんや…
自分にそう言い聞かせる
きっと本命はあの鬼じゃない。それは鬼にされたばかりみたいだからだ
朝日が昇ってきた、今夜はもう現れた後やったんかな…
日が昇っている間は山に隠れる。夜兄の前で鬼になった弟を斬ったから、あの兄が私を見れば当然嫌な気持ちになるし包丁で飛びかかられても仕方ない程だ
まあ彼に私を殺すことは無理だが
A｢寝よ…｣
私は山の陽当たりの良い場所を探し寝そべった
A｢あぁ…暖かいな…｣
疲れていたので直ぐに寝た
目を覚ますともう夕暮れ
A｢お腹空いたなぁ〜｣
空腹に耐え山を下りる
A｢どっか見渡しの良い場所ないかなぁ｣
見渡しの良い場所を探していたら甘太郎が慌ててやってきた
甘太郎｢A急げ！鬼！鬼ー！｣
A｢わかった！｣
そして甘太郎について走る
だが何処を見渡しても鬼は居ない
A｢ホンマに居んの？｣
甘太郎｢気配がした。鬼ノ気配｣
甘太郎は察知能力に優れている、その甘太郎が間違えるなんてあまり考えがたい
｢お嬢さん、どうしました？｣
キョロキョロしていると爽やかなイケメン男子が話しかけてきた
A｢あ、いえお気になさらず｣
｢困ってる人は見過ごせない太刀でして｣ﾆｺｯ
私は思わずその微笑みに気を取られる、カッコイイ…だがその感情を一気に吹き飛ばしてくれたのは甘太郎の
甘太郎｢クワァァァ！！！｣
という鳴き声だ、この鳴き方は警戒音
鬼にバレないよう私と甘太郎だけの合図なのだ
周りには私と彼しかいない
隙なく警戒する
｢そんなに警戒しないでくださいよ、怪しいものではありません｣ﾆｺﾆｺ
A｢…氷の呼吸 伍の型 冷目｣ﾎﾞｿｯ
私は伍の型を使い相手を睨む、波の人間なら腰が抜け動けなくなる程怖いはず。鬼でも怖がる程
だがこの男は位にも返さなかった
｢そんな怖い顔をしては可愛い綺麗な顔が台無しですよ？｣
A｢ええ加減しらばっくれるな…お前は…誰や…｣
｢はて？…何の事でしょうか？｣
まさかと思うが炭治郎から聞いてる容姿とは全然違う
A｢鬼舞辻無惨か｣
鬼舞辻｢………ほう、よく分かったな｣
A｢やっぱりな、まさか上弦の鬼の更に上が居るとは…つくづく運が悪いわ…｣
鬼舞辻｢安心しろお前に危害を加えるつもりは無い、様子見だ｣
そう言ってこの村から消えた
もう何処にも鬼は居ない
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風鈴(プロフ) - 夏蜜柑さん» ご指摘ありがとうございます！！ (2020年3月1日 13時) (
レス) id: cf0d5b0a6b (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 葵ちゃんはカタカナだと思います。 (2020年2月26日 17時) (レス) id: 1f2db930a1 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます！外しました、以後気をつけます (2019年10月12日 1時) (レス) id: cf0d5b0a6b (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。鬼滅作品を作る人の違反が多すぎるんです。違反だという事を意識して下さい (2019年10月12日 0時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴 | 作成日時：2019年10月12日 0時
