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「でも…制御するのはこの場所だって、ホット……リチャードか言ってたし」
「リチャード殿がウソをつくとも思えん」
「……ウソは着いてないと思う。知らなかっただけで」
「知らなかった？」
「操縦席は無くて、王の間には誰もいない。そしてブレインは倒れた。なのに何故、まだ動いてるのか。つまり、これは勝手に動いてる。── 自動操縦って事」
「！！ 既にニルヴァーナ発射までセットされて…」
リチャードというのがホットアイの本名なのだろうかと思いつつ、まだ動いている現実に目を向ける。嫌な予感が外れていれば良かったのにと感じながら口にすれば、面々が驚愕の表情を見せた。( 正直、信じたくはないけど…発射までセットされているとしたら )
「私たちの…ギルドが…」
「大丈夫。ギルドはやらせない」
「おう！仲間の手当してくれた礼をさせてくれ。必ず止めてやる！！！」
口元を押さえて目を潤ませるウェンディにそう口にすれば、続いたナツが頼もしくそう宣言する。と言っても、私が取れる対策といえば守護の結界を張るくらいで。案の定、彼も対策は考えていなかったのだろう。壊すとか…といつもと変わりない事を口にしていて。
「こんなでけーものをどーやってだよ」
「まあ…これだけ大きな物を動かすなら、ファントム戦の時みたいに何処かに動力が有りそうなものだけど」
「ファントムの時って言うと…巨人のやつだよね？ 確か、巨大なラクリマが有った！」
「おう！オレが壊したやつな」
グレイの言葉にファントム戦を思い出して例に出せば…現物を見て、尚且つ破壊したハッピーとナツが続く。それに成程と頷く彼等を見ながら、何処にあるかまでは流石に予想が付かないけどと返した。
「やはり、ブレインに聞くのが早そうだな」
「簡単に教えてくれるかしら」
「もしかしてジェラールなら………！」
「なんか言った？」
「ううん……なんでもない。私……ちょっと心当たりあるから探してきます」
「ウェンディ！！待ちなさい！！」
「おい！！」
「取り敢えず、私もエルザを探す。序にもう少し何かないか辺りを見て来るから」
小さな声ではあったものの、ジェラールの名を出したウェンディ。( 他は聞こえては居なかったようだけど…) 駆けて行く彼女達を横目にそう告げて、アクアに見れば分かっていたように着いて来てくれていた。
「エルザ達の方向、分かりそう？」
「大凡はね。…唯、敵らしき匂いにも徐々に近付いてるような気がしてる。辿り着いた時には戦闘中っていうのも有り得なくはないかも」
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ゆきっき(プロフ) - いつかヴェンディが真実を知る日をずっと楽しみに待ってます！ (2022年8月4日 0時) (
レス) @page46 id: e77387d96a (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続き待ってます (2021年6月11日 16時) (レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しく思います。また近々続きの更新して下さると嬉しく思います。更新を楽しみに待ってます。 (2021年3月31日 6時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しいです。更新を楽しみに待ってます。 (2021年1月21日 21時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。返信待ってます。 (2020年7月28日 18時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗葉 | 作成日時：2019年11月30日 19時
