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「ブ……ブレイン……何を……」
「うぬは良くやった。ゆっくり休め」
雄叫びの方が聞こえた方へとやってくれば、随分と派手にやり合ったらしい跡があって。けれど、そんなのが気にならない位には、目の前の光景に目を見開く。お互いボロボロである中、倒れるナツに共倒れ覚悟で立ち上がったらしいコブラ。
然し、そんな彼にトドメを刺すように肩を撃ち抜いたのは味方である筈のブレインで。言葉だけを切り取れば…労っているようにも聞こえるけど、それにしては表情と行動が伴って居ない。それにコブラの表情を見れば、一目瞭然だった。
「お前……仲間じゃねえのかよ」
「仲間など、この先いくらでも増やせる。ニルヴァーナの力でな」
「そんなのは仲間って言わねえだろ、操り人形だ」
「そう噛み付くな。私はうぬの力を気に入ったのだよ。言っている意味が分かるかね？」
「うぐ…うう」
「うぬを私の最初の操り人形にしてやろう」
「！ A」
二人の間で交わされる会話。ナツに近付こうとしたブレインの足元に一発撃ち込めば、必然と視線が集中する。驚きに目を見開くナツに一瞬だけ視線を向けた後、銃から剣へと持ち替えて間に立った。
「六魔も半数を失い、地に落ちた。これより新たな六魔を作る為、その男を頂く」
「随分と好き勝手言ってくれるけど…��はい、そうですか��と素直に見逃すと思う？」
「ニルヴァーナがこやつの心を闇に染め、私の手足となるのだ」
「なるか！…うぷっ、早く……コレ……止めてくれ」
「言われなくとも」
ブレインの言葉に威勢良く言葉を返したものの、乗り物酔いになっている時点で格好は付かず。呆れつつ、アクアにナツをお願いと声を掛けた。
・
Aに言われた通り、少しでもナツの体調を良くしようと掴んでは、足が離れる程度に持ち上げる。( コブラとの戦いでの傷はそのままだから、ぐったりはしているけど )
「止める？ ニルヴァーナを？ 出来るものか。この都市は間もなく、第一の目的…化猫の宿に到着する」
「化猫の宿を狙う理由は？」
「超反転魔法は一瞬にして光のギルドを闇に染める。楽しみだ…」
「言ってる事が無茶苦茶だあ…」
そんな中、高らかに宣言するように口にするブレイン。Aの言っていた目的地については的中していたらしい。同じように狙う理由についても予測はしていたけど……改めて問うAは、杞憂であれという思いを抱いているように見えた。
「もう一度だけ、聞く。…狙う理由は？」
「うぬのようなザコに語る言葉は無い！！！我は光と闇の審判なり。ひれ伏せぇっ！！！」
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ゆきっき(プロフ) - いつかヴェンディが真実を知る日をずっと楽しみに待ってます！ (2022年8月4日 0時) (
レス) @page46 id: e77387d96a (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続き待ってます (2021年6月11日 16時) (レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しく思います。また近々続きの更新して下さると嬉しく思います。更新を楽しみに待ってます。 (2021年3月31日 6時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しいです。更新を楽しみに待ってます。 (2021年1月21日 21時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。返信待ってます。 (2020年7月28日 18時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗葉 | 作成日時：2019年11月30日 19時
