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「星霊同士の相関図も知らない小娘は私には勝てないゾ」
「きゃっ」
川があって、水が有ったからだろう。アクエリアスを召喚したものの、エンジェルは黄道十二門であり、彼女の彼氏であるスコーピオンの鍵を所持していて。どうやら、彼氏の前では猫を被っているらしいアクエリアスは猫なで声を発しながらデートへと行ってしまった。
「開け！！！獅子宮の扉！！ロキ！！！」
「王子様、参上！！」
「レ……レオ……」
「お願い！！あいつを倒さないとギルドが…！！」
「お安い御用さ」
水に打ち付けられたルーシィが、次に喚び出したのは、獅子宮のレオ。気に掛る反応を見せたのは私を支えてくれていたヒビキで。( 獅子宮の鍵の前の所有者はカレン…嗚呼、そうか。カレンは青い天馬所属だったハズ )
「クス、言わなかったかしら？ 大切なのは相関図。開け、白羊宮の扉」
「「！！」」
「アリエス！！！」
「ごめんなさい、レオ」
「アリエス…」
「カレンの星霊…」
「そ……そんな…これじゃロキまで戦えないじゃない」
元々の性格もあるのかもしれないが、レオと対峙したアリエスの表情は悲しそうで。レオが驚いているのを察するに…彼もカレンの死後、彼女の所有していた鍵達がどうなったかまでは知らなかったのだろう。
「何で、アンタがカレンの星霊を！？」
「私が殺したんだもの。これはその時の戦利品だゾ」
「「「ッ！？」」」
闇が光へなんて言うのは甘い考えだったのだろう。それ所か、微塵も罪悪感というものを感じさせない表情と声色で放つ彼女に眉根を寄せた。( 挙句には戦利品…？ 道具扱いして…！ )
「折角、会えたのに…こんなのって…閉じ…」
「見くびらないでくれ。ルーシィ」
「例え、かつての友だとしても…
「例え、恩ある相手だとしても主の為なら敵を討つ」
「それが僕達の…」
「私たちの…」
「誇りだ！！」「誇りなの！！」
閉門しようとしたルーシィの手を止めたのは紛れもなく、レオ本人で。地を蹴ったふたりはお互いに魔法を駆使しながら、拳を交えて行く。その光景に苦しそうに顔を歪めるルーシィと、片や楽しそうなエンジェル。( …こんなの…間違ってる )
「開け、彫刻座の扉…カエルム！」
戦うふたりに対してもう一つの鍵を掲げているのが見えて、痛む肩など気にせずに迷わず腰の鍵を掴む。先に召喚されたカエルムから放たれた光線は、真っ直ぐにレオとアリエスに向かっていた。
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ゆきっき(プロフ) - いつかヴェンディが真実を知る日をずっと楽しみに待ってます！ (2022年8月4日 0時) (
レス) @page46 id: e77387d96a (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続き待ってます (2021年6月11日 16時) (レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しく思います。また近々続きの更新して下さると嬉しく思います。更新を楽しみに待ってます。 (2021年3月31日 6時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しいです。更新を楽しみに待ってます。 (2021年1月21日 21時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。返信待ってます。 (2020年7月28日 18時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗葉 | 作成日時：2019年11月30日 19時
