第20話:連合軍、集結! ( 1 / 2 ) ページ2
「Aー、起きて起きて!着いたよ」
「ん、有難う」
闇ギルド最大勢力、バラム同盟。その一角である闇ギルド・
そしてそのメンバーに最強チーム、私も選ばれてしまった。これがエルザやナツ達の誘いなら断れただろうけど、恩の有るマスターからとあれば断る術は無く。
「趣味悪いところね」
「
馬車に乗って早々に眠りに着いて、次にアクアの声が聞こえた時にはもう景色が変わっていた。相変わらず、どデカい荷物を引いて建物の中へと入って行くエルザの後に続く。未だに酔っている様子のナツにトロイア掛けるのを忘れていたと思いつつ…ピンクや白など比較的明るい色で彩られた建物内を見回した。
「妖精の尻尾の皆さん。お待ちしておりました」
「我ら、青い天馬より選出されし」
「トライメンズ」
「白夜のヒビキ」
「聖夜のイヴ」
「空夜のレン」
急に暗くなったかと思えば、唐突にスポットライトで一部が照らされる。其処には、それぞれポーズを決める三人組の男。その中のひとりには見覚えが有った。
「やあ、Aさん!貴女まで参加してるなんて……!」
「……天馬に居るとは知らなかった。元気そうで、何より」
「Aさんの方こそ!…美しい顔が見られないのは残念だけど」
エルザとルーシィに対して、ホストクラブじみた ( 行った事はないけど ) 接客をするトライメンズ。その中で唯一面識の有るイヴが目を輝かせながら、此方へとやって来た。
「知り合いか?」
「元・ルーンナイトのひとり」
「見習いだけどね」
「ルーンナイトって…評議院!? 何で、ンなとこに知り合いが居るんだよ…」
彼等の行動が癪に障ったのかは知らないが、次は顰めっ面のグレイが傍へとやって来たかと思えば、驚いたように目を見張る。
「好きで関わってると思う?」
「すいませんでしたァ!」
少なからず心当たりが有って、その尻拭いをしているのが誰なのかは分かっているようで直ぐ様、頭下げたグレイ。( ドランバルトの件は別にしても、大半は問題児達の所為だと言い切れる )
「来ているのは天馬とウチだけ?」
「今の所。でも、直ぐに来ると思うよ」
別に良いんだけどと告げてから、イヴに尋ねればそう返って来て。Aさんもどう?と席を進められたのは丁重にお断りした。
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ゆきっき(プロフ) - いつかヴェンディが真実を知る日をずっと楽しみに待ってます! (2022年8月4日 0時) (レス) @page46 id: e77387d96a (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続き待ってます (2021年6月11日 16時) (レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しく思います。また近々続きの更新して下さると嬉しく思います。更新を楽しみに待ってます。 (2021年3月31日 6時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しいです。更新を楽しみに待ってます。 (2021年1月21日 21時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。返信待ってます。 (2020年7月28日 18時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗葉 | 作成日時:2019年11月30日 19時