第24話：闇 （ 1 / 2 ） ページ14
「あの光…ジェラールがいる！！！！」
「ジェラール！？ ナツ！！！ジェラールってどういう事！！？」
「私の…私の所為だ…」
「会わせる訳にはいかねえんだ！！エルザには！！あいつはオレが…潰す！！！」
( ニルヴァーナ…ジェラール…── 嗚呼、こんな所でぼうっとしてる場合じゃない ) ナツが突然、耳元に届く。その事に自分が意識を失っていた事に気が付いて。
血を失い過ぎた所為で、気怠さはあるけれど…腹部の痛みは感じない所を見ると結局、治癒魔法を使わせてしまったのだろう。( 情けないことこの上ない… )
「ナツくんを追うんだ」
「ナツ……ジェラールとか言ってなかった？」
「説明は後！！それよりも今はナツを……」
「！ A」
「！ 立てるかい？」
「ごめん、ありがとう。……ところで、エルザは？」
「「！」」
「エルザが居ない！！？」
目を開けたところで、傍にいてくれたらしいアクアが顔を輝かせる。手を貸してくれたヒビキにお礼を言いつつ、立ち上がれば、エルザの姿が無くて。彼等の反応からするに、いつの間にか意識を取り戻したのだろう。ジェラールの名を聞いて、探しに出たのかもしれない。
「どうしよう……私の所為だ……私がジェラールを治した所為で…ニルヴァーナ見つかっちゃって…エルザさんや……ナツさんや…」
「！」
「ちょっ…」
「あんた、いきなり眠らせるなんてどういうつもり！？」
頭を抱えて自分を責め出したウェンディ。それに手を翳そうとしたヒビキを止めて、眠りの魔法を掛ける。驚いたように目を見張るルーシィ、アクア、ハッピー。此方を威嚇するシャルル。
ブレインの言葉から推測しただけで説明出来る程の知識は持ち合わせて居ない。けれど、眠ったウェンディを背負ってくれるヒビキが代わりに説明すると口にして。
「本当の事を言うと…僕はニルヴァーナという魔法を知っている」
「「！！」」
「唯、その
「どういう事？」
「これはとても恐ろしい魔法なんだ。光と闇を入れ替える、それがニルヴァーナ」
「光と、」
「闇を…」
「入れ替える！！？」
「然し、それは最終段階。先ず封印が解かれると黒い光が上がる。まさにあの光だ。黒い光は手始めに光と闇の狭間に居るものを逆の属性にする。強烈な負の感情を持った光の者は闇に落ちる」
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ゆきっき(プロフ) - いつかヴェンディが真実を知る日をずっと楽しみに待ってます！ (2022年8月4日 0時) (
レス) @page46 id: e77387d96a (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続き待ってます (2021年6月11日 16時) (レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しく思います。また近々続きの更新して下さると嬉しく思います。更新を楽しみに待ってます。 (2021年3月31日 6時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しいです。更新を楽しみに待ってます。 (2021年1月21日 21時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。返信待ってます。 (2020年7月28日 18時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗葉 | 作成日時：2019年11月30日 19時
