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次はプレゼント
実はもう何を贈るかは決めていた
一つはジーンズ
去年俺がベストジーニストに選ばれた時、随分と羨ましがってて‥
「いいなぁ…。太輔のジーンズいつもカッコいいなって思ってたんだよなぁ。」
「欲しいのあったら、あげるよ?」
「…ケンカ売ってる?俺が太輔の履いたら、長袴みたいになるだろ?」
「んふふ。浅野内匠頭?」
「そう!刃傷でござるっ!」
「んははは!止めてっ(笑)よーし!ちゅーしてやるっ!」
「止めろぉ!」
結局二人でソファの上でじゃれ合って、いつか一緒に買いに行こうね、って約束したままになってた
俺が宏光にピッタリのジーンズを選んでプレゼントするね
そしてもう一つ…
最近手帳を付け始めた宏光に、手帳カバーを
毎日、真っ黒になるくらい書き込まれていく手帳を見て、ストイックに勉強して知識を増やしていく宏光をその手帳に重ねて見てた
このまま書き込んでいけばいつかそれはボロボロになる
それをそっと俺が選んで買ったカバーで守ってやりたい…
『宏光自身は俺が守るからね』
そんな思いを手帳カバーに乗せて…
物が決まれば後は探すだけだ
誕生日までにはまだ時間がある
宏光に一生使って貰うもの
じっくり時間を掛けて納得いくものを探す事にしよう
ケーキとプレゼントでサプライズ…
「うーん。インパクトないよなぁ…」
何か宏光が本当にビックリするプレゼントを贈りたい
「何が良いかなぁ…。宏光が喜ぶ事…。…宏光が大切にしてるファンの皆と一緒に出来るサプライズが良いよなぁ…」
ご飯食べてる時も、お風呂に入ってる時も、ベッドの中でも…
頭の中は宏光だらけ
こんなにも宏光が頭の中を支配してるなんて…
「5年前もこんな感じだったな…。初心を思い出そう…か…」
渉の言葉を思い出しながら、再び宏光を想う
「宏光…喜んで…く…れる…か、なぁ…」
その日の夢で…宏光が『ありがとう』って笑ってた…
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作者名:MISA | 作成日時:2015年11月1日 21時