６ ページ6
「そんなテンション、ダダ落ちのガヤに、テンション急上昇するお知らせです♪」
玉が嬉しそうに俺の前に差し出したのは、1枚の紙切れ
「ん？……あぁ…コンサートの日程表じゃん…」
確かにワクワクするけれど、もう何度も確認したし今更でしょ
「…これのどこが急上昇なの？」
「もう！ここだよ、ここっ！」
玉が指差したのは…
「…宏光の誕生日？」
「そう！東京初日はミツの誕生日なのです！」
宮田の言葉に、後ろに立つニカ千も隣の玉も、うんうんと頷いてるけど、それも言われるまでもなくチェック済み
「……で？」
何が言いたいのか分からなくて、皆を見上げると、ニカが新しい紙切れを差し出した
「コンサート中にミツのサプライズバースディやりたいたいと思いまーす！はい、拍手―！」
ニカに合わせて、皆が拍手する
仕方ないから一緒に拍手しておいた
「何すんの？恒例のケーキ？」
今までにもメンバーの誕生日にはケーキを準備してお祝いしてきた
宏光にも内緒でケーキを用意するくらいだと思っていた
「いえ、サプライズ企画はガヤに企画と演出を委ねたいと思います！」
「ふーん。………えぇっ！？」
「見事なノリ突っ込みだったね。」
「うん。さすがキングだね！」
目の前で繰り広げられるニカ千のコントに突っ込む余裕もなく
「え…ムリ、ムリ、ムリッ！俺がやるとか無理でしょ！」
「なんで？逆にガヤにしか出来ないと思うけど。」
「だって…俺ら表向きはさ…」
「あぁ、大丈夫！ちゃんと事務所の了解取ってるから♪」
「はぁ？！」
こいつら…こういう事になると行動早いんだよな…
「それとも何？大事な大事なミツの記念すべき30回目の誕生日サプライズコンサート企画を、俺達で仕切っちゃっても良いって言うの？」
「それは嫌だっ！」
思わず叫んでしまった俺を、ニヤニヤ笑いながら5人が見てる
やっちまった…
完全にこいつらにしてやられた…
「じゃあ、これが詳細ね。基本的にはガヤの演出に従うからね。」
詳細と渡された紙には、
『東京初日は北山さんの誕生日です。サプライズで、スペシャルなコンサートにしたいと思いますので、よろしくお願いします！』
とだけ書かれていた…
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 884人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MISA
| 作成日時：2015年11月1日 21時
