18話 ページ18
顔が青い
そう言われて一瞬なんの事か分からなかった
「…あ……なんでも、ないよ……………」
(なんだろ……なんか見られたくないかも…今の私)
フラリと背を向けてシャンクスから離れようとした
だが次の瞬間
「…あ、れ…………」
ぐらりと視界が曲がるように感じてその場に倒れそうになる
「！おい…!」
間一髪のところでシャンクスに抱き抱えられて倒れずに済んだ
しかし
「あれ、なんか変……ごめん。シャンクス……」
視界がぐるぐると回るように感じる
これは多分目眩…?
でもなんで……?
「ちょっと…まって……いま…立つ、から……」
ぐっと足に力を入れようとするけれど思うように入らない
手も同様に。身体から力が抜けてゆくように感じた
「無理をするな音彩。今ホンゴウの元へ運ぶ」
シャンクスは私を片手で抱き抱えるとホンゴウさんの居る医務室へと向かった
シャンクスは手短にホンゴウさんへ症状と症状が起きた状況を伝えてくれていた
「音彩。指の数が何本か分かるか?」
「……えっ、と…………3本…」
「意識はまだはっきりしてる。けれど原因が分からないな…」
特に熱が出ているわけでもなく、これといった他の症状がないため、ホンゴウさんは首を傾げた
「なにも、ないよ……だいじょうぶ…だから……」
私は起き上がろうとする身体にぐっと力を入れた
けれど腕に力は入らずに、力んだ腕が震えるだけだった
「動くな音彩」
「シャン、クス……わたし、へいき…………」
だが言いかけた言葉を途中で切り、左手で頭を抱えた
なにこれ
痛い。頭が
私様子に気づいたホンゴウさんが「どこか痛むのか?」と聞いてくれているけど……
「い、た……いた、い……あ…たま……あたま……い、た…………」
返事が出来ないくらいに頭痛は尋常じゃないくらいに酷いものだった
「頭痛か?…ちょっと待って、」
ホンゴウさんは私の額に手を当てる
だが熱は突然ない。至って普通
だけど＿＿＿＿＿
「い、いたい、いたい……あたま、いた……い……っ」
ズキンズキンと頭痛の酷さは増した
痛すぎて目も開けられない
何でこんなに痛いの……?
隣からシャンクスとホンゴウさんが何か言っているけれど
その声はぼやけて聞こえるように感じて。返事もできない
「い、た………い……いっ……」
痛みがさらに激しくなり、やがてゆっくりと私は瞼を閉じた
ごめんね、シャンクス……ホンゴウさん…………
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (11月13日 13時) (
レス) @page31 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
さ々なら(プロフ) - カワセミさん» カワセミ様、コメントありがとうございます！更新に時間がかかってしまい申し訳ないです🙇♀️💦この度新しく2話公開させていただきました！ぜひ最新話を読んでみ下さい！感想ありがとうございます✨ (9月7日 2時) (レス) id: 2837963d9b (このIDを非表示/違反報告)
さ々なら(プロフ) - いるかさん» いるか様、コメントありがとうございます！更新に時間がかかってしまい申し訳ないです🙇♀️💦この度新規で2話公開しました！ぜひ読んでみてください！感想ありがとうございます✨ (9月7日 2時) (レス) @page29 id: 2837963d9b (このIDを非表示/違反報告)
カワセミ(プロフ) - 続きが、、、！！！続きが気になりますう！！！！！！！！！うおお待っております（ ; ; ） (2023年2月3日 22時) (レス) @page26 id: 9f805037c4 (このIDを非表示/違反報告)
いるか - 続きがめっちゃ気になります！楽しみにしてます (2022年12月26日 12時) (レス) id: 99e1269188 (このIDを非表示/違反報告)
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