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颯太side
誰も、何も無い部屋の中でAさんに電話をかけた。
海外に飛び立つ、そう聞けば伝えなあかん、そう思った。
空港に皆を連れて向かったとき、Aさんはわがままを聞いてちゃんと待っていてくれた。
颯太「Aさん！」
A「あ、来た。」
慧人「なんで、誰にも言わずに行っちゃうの？」
A「う〜ん、別に特に理由はない、けど。」
A「ごめんね、いきなり。」
勇征「俺Aさんと仲良くなれてない。」
A「勇征、帰ってきたときは一緒に出かけようね？」
夏喜「……何しに行くの。」
A「う〜ん、……まぁ、怪我？」
大樹「怪我、？」
A「うん。海外の病院で治してもらおうと思って。」
世界「そんなに酷かったなんて…気づけなくてごめん。」
A「謝らないでよ。世界さん。私の不注意なんだから。」
夏輝「止めたりしないけど…、元気で居て？」
A「当たり前！」
A「あっ、…もう行かなきゃ、!!」
Aさんの乗る飛行機のアナウンスが聞こえる。
「「行ってらっしゃい。」」
やっぱり笑顔で送る事が1番だから、笑顔で声をかけた。
A「行ってきます。」
颯太「待って、！」
A「え？」
無意識に体が動いて、喋り出していた。
颯太「Aさんのこと好きなんです。返事、今じゃなくていいので、…… 日本に帰ってきたとき、返事聞かせてください、」
A「……分かった。次に会ったとき、颯太の気持ちが変わってなかったらね、？」
颯太「変わりません。」
そう言って僕の胸に手を当てて言った。
その手が暖かくてこれ以上好きになる人なんて居ない、そう思った。
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みどきち - めっちゃくちゃ良いです！一個だけ、アメリカぎアメリアになってます。 (2023年2月21日 18時) (
レス) @page15 id: 9b4d73b29a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こま | 作成日時：2020年5月17日 19時
