いつも側にいたから T.F

#24 ページ24

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太輔は希望通りの衣装係り



私と亜子は小道具になった







亜『とりあえず、買い出しするもの

みんなでリストアップしてこうよ』




亜子がまとめてくれるメンバーは


私達2人の他に女子2人と男子2人の


合計6人




みんなほとんど話したことないけど


男子2人のうち、1人は片野くん




あの告白以来、話してないんだよね…





亜『A？聞いてる？』


｢ごめん、聞いてない｣





“ちゃんと聞いてて”って言いながら


買い出しリストを手渡してくれて




2人一組、3つに別れて買い出しに行く




亜『じゃあそれぞれよろしくね。

あと大道具係りと衣装係りと

雰囲気とか合わせなきゃいけないし

小道具はすぐ買いに行けるものばっかりだから

気楽にやろ〜』



片『俺らは大道具に聞きに行くから

そっちは衣装の方頼んでいいかな？』



亜『ん、わかった』






4人で衣装係りの方に行くと




太輔を中心に話し合ってる真っ最中








亜『ほら、A

聞いてきて』



｢なんでよ

亜子行ってきて｣



亜『さっき話し聞いてなかったんだから

ちょっとくらい協力してよ』






他の女の子2人も



“藤ヶ谷くんと話すの緊張しちゃうから”って…



だったら太輔じゃない人に聞けばいいのに



なんて思ったけど



亜子の目線に何も言えなくなって



渋々、太輔に話しかけることにした









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