＋2℃.

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＜北side>









藤 ｢やだ｣









引かれた腕の先に視線を上げると、

そこには満面の笑みがあって、不覚にもときめいた。



そして｢意地悪してごめん｣って優しく腕を引くから、

波に流されるクラゲのように身を任せると、

当たり前のようにスッポリとその胸に体が収まった。









あぁ･･･、やっぱすげぇ落ち着く･･･。









これ･･･、本当に好き･･･。

お前は知らないだろうし、言うつもりもないけど、

俺が毎晩寝る前にお前を思い浮かべるのは、

この落ち着きが恋しいからだよ。









藤 ｢ねぇ、北山｣


北 ｢ん？｣


藤 ｢なんか幸せだね｣


北 ｢･･････だな(笑)｣









何時何時迄もこの時間が続けばいいなって思ってるよ。









藤 ｢ﾌﾌ、好きだよ｣


北 ｢･･･ねみぃ｣


藤 ｢え？(笑)｣


北 ｢もぉ眠くなってきたよ藤ラッシュ･･･｣


藤 ｢えぇ〜(笑)｣









俺も何だかんだ言って









藤 ｢もっとイチャイチャしようよ〜｣


北 ｢今したでしょ〜｣


藤 ｢もっとだよ〜、寝たら朝になっちゃうじゃん｣


北 ｢別に朝またイチャイチャすればいいだろ〜｣


藤 ｢･･････いいの？｣


北 ｢逆に何が駄目なの？｣









充電式みたいだよ









藤 ｢･････････分かんない｣


北 ｢ﾌﾟﾊｯ(笑)｣









俺は確かに仕事馬鹿だし、

お前の事ばっか考えてやれないけど、

なにもお前を悲しませたいわけじゃないんだ。

寂しがらせたいわけでもなかったんだよ。









北  ｢馬鹿だねぇ(笑)｣


藤  ｢うん･･･馬鹿だったわぁ、ﾌﾍﾍ///｣









だから、もっとグイグイ来てもいいんすよ。

駄目な時は駄目って言うからさ、

もぉそんな風に勝手に我慢の線引きして、

良い子のフリをすんのはやめなさい。









北 ｢今まで我慢させたなら謝るよ、ごめんな｣


藤 ｢･･･ううん、平気｣









じゃなきゃオジサン気付いてあげれないから(苦笑)









藤 ｢俺がしたくてしてただけだから平気だよ｣


北 ｢･･･ﾌｯ、良妻ですね｣









相手が女の子じゃない分、

つい自分と同じだろうって思っちゃうから。









藤 ｢違うよ、愛妻家だよ(笑)｣


北 ｢どっちでもいいわ(笑)｣









生憎俺は良妻賢母にはなれないので、

ここは1つ旦那さん頼みましたわww

我慢しすぎると禿げますぜ？ww

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