【 Fisher's 】 おさかなたべたい 、 【 男主攻 】

▲嫉妬故傷 / You × Si 1-1 ページ15

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『 ﾁｯ … 』



俺は此奴と 眼があい、舌打ちした



シ「 どうした? 」



こう問われるのも何度目だ。


…舌打ちを理由は小学生でも分かる


簡単すぎる理由だ。



俺は

シルクの襟元を掴み元の位置に戻り

俺の膝に跨らせる状態にする。



『 お前、今日なんなんだ? 』



シ「 …はぁ? 」



『 今日 俺に一回も構わねぇじゃん 』



シ「 それは、 」



なに、俺に飽きた? 、


他に好きな奴何人か出来た? と


言葉を立て続けに睨みつけながら吐く



シ「 違、 」



『 んなら ちゃんと説明しろ 』



シ「 や、だか、ら… 」



完全に怯えている。


襟元を引っ張って首をガリ、と


噛み付くと 悲痛の声をあげる。


出てきた血を舐め 口を離し、



『 このままじゃ傷だらけになるぞ 』



意識的に声を低くして呟く



シ「 いや、 ごめん … 本当に… 」



話すから と 胸元を掴んでくる


こんな弱かった? こいつって。


多分こんなんに出来るのは俺だけだ



『 さっさと話せ 』



背中に爪を立てると ぽつりと


言葉を零した 。



シ「 お前だって 最近相手してくれ
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤなかったじゃねぇかよ… 」



『 そりゃ、仕事が立て続けに入っ、 』



シ「 仕事に嫉妬したから 、だから 」



仕事に嫉妬 …? 可愛いかよ


ってか、 この展開って



シ「 だからお前に嫉妬させる為に
ㅤㅤㅤあいつらに協力してもらった… 」



やっぱりなぁぁぁ …俺以外の奴には構って


俺には構わない作戦、か。 やるじゃんか



『 俺が嫉妬とは …キャラじゃないな 』



シ「 いいじゃんかよ、可愛いし 」



『 あ? 流石に言っちゃいけねぇぞ 』



ふへ、 ごめん。 と舌を出して返ってくる


タチには言うなよ、絶対に。


俺じゃなかったらやばい事になってたからな



シ「 な、A 」



『 おん、? 』



シ「 傷痛い 」



『 おお、ごめん、絆創膏取ってくる 』



シ「 待った 」



立ち上がろうとした時、


思い切り座ったままにする為に


肩を抑えられた



シ「 お前の唾が一番の薬 」



『 …へぇ、 』



それって遠回しに言ってんな。


俺のそばから離れるなって



『 遠慮なく 舐めさせてもらうけど
ㅤそれより先は無理だわ、明日早いし 』



▷ シ ル ク は う る う る し た !



『 ﾝﾝﾝﾝﾝ 仕方がないなぁ!?
ㅤㅤ有給取るわぁぁあ!!!! 』



シ「 やった、 よっしゃ 、 」



俺の恋人は女子よりも可愛い。


取るなよ!!!!



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