音柱・宇髄天元 ページ49
次の任務は結構...嫌な場所だ。吐き気がするし私の大嫌いな場所リストにも入ってるしゲロ吐きそうだし
｢むぐ...｣
炭治郎｢アオイさんを離せ！この人さらいめ！｣
｢げぼろしゃあ！！！｣
天元｢...テメェ...｣
｢すみません...考えてたらゲロ...うぷっ...｣
天元｢というか誰にそんな口利いてんだ！！！｣
｢何やってんの？｣
炭治郎｢あの人が女の子を誘拐した！｣
天元｢率直すぎるだろ！！！｣
炭治郎と音柱を交互に見る。二人とも私の判断を待っているのか、じっと見つめてくる。
｢...炭治郎｣
炭治郎｢？｣
｢私が新しく覚えた呼吸は人の身体をバラバラにできるの。不審者でやってみようか｣
天元｢ちょっと待てよ！！！そもそも俺は上官！柱だからな！？｣
｢は？ここに来たときから上官とは思ってませんよ。不審者だから近づいちゃいけない、って冨岡さんから聞いてますから｣
炭治郎｢お前を柱とは認めない！むん！｣
天元｢お前らがどう云おうと俺は上官だ！！！｣
｢そもそも私も柱だからね！！！｣
天元｢お前を柱って認めたことは一度もない！！！｣
今ので私の理性を保った線が切れ、本当に試してやろうかと怒りが上がってきた。
｢そもそも右の方は隊員じゃない！！！お前の頭は何でできてんだ！？｣
天元｢ああそう返してやるよ！！！その代わりお前が此方の穴埋めろよな！！！｣
｢上等だ不審者が！！！お前が神とか自称するんだったら、私は仏だ！！！｣
炭治郎｢論点ずれてない！？｣
天元｢お前が仏だとォ...？よし、今から稽古という名の殺し合いでもするか？｣
｢ああやってやるよ。格闘術甘く見んなよ、オイ｣
＿＿＿＿この後どうなったかというと、伊之助と炭治郎の頭突きでその場が収まり、女の子達は無事返してもらったという。準備に行く途中、私たちがこれから行く任務について改めて聞いた
｢次の任務なんでしたっけ...彼らにも改めて説明してあげてください...｣
天元｢日本一色と欲に塗れた、ド派手な場所｣
善逸｢あ"っ｣
天元｢鬼の棲む"遊郭"だよ｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2019年7月18日 11時
