地の呼吸・参ノ型 ページ4
___おい
荼津「起きてるか、七味」
「...鬼が近くにいる。あの鬼は私が殺す」
荼津「だとしても、糸に絡まった状態じゃ無理だろ。雑魚鬼が近くまで来ている」
「何しに来たんだよ...もうやめてくれ...」
荼津「助けに来た。俺の子産みを死なせるわけにはいかない」
糸を切られてすぐ引き上げられる。足場は木の細い枝一本だけ、この場で襲われても柱一人なら逃げれる
手負いがいたらもう逃げられない
荼津「...逃げれるのは俺一人だけ、そう思ってるな?」
「どう考えてもそうだ...私は木から降りれない。枝が折れた時、それが私の最後かもしれない」
荼津「怪我を治せば、少しは希望も見えてくるだろ。宿で確りと治さなかった自分を恥じろ!」
木の下に雑魚鬼の集団、柱はそれでも恐怖を感じていない。何度も何度も戦場で生き残ってきたからだ
荼津「問う。お前は上と下、どっちがいい」
「...どっちの意味。」
荼津「どっちの意味でもある」
「女は下って固定概念はやめてほしい。上でお願い」
荼津「暫く耐えていろ。全集中、地の呼吸。参ノ型・驚天動地」
驚天動地
上方向からの範囲技、地上戦でも役立つ。木があれば更に有利となる。木を駆け登り、空中で身体の方向を地上へと向けた直後に身体を回転させながら、鬼たちの身体をバラバラにする。
善逸「語彙力は?」
「多分大丈夫。後は想像に任せるよ」
23人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琲世 | 作成日時:2019年7月18日 11時